新型ソリオ(スズキ)人気車種の評価

スズキ

ソリオが人気の理由

1999年より販売されたワゴンRソリオがフルモデルチェンジし新型ソリオとしてデビューした。
先代のワゴンRソリオは、その名の通りワゴンRをベースにして開発された5ナンバーサイズのハイトコンパクトカーであった。
これに対し、新型ソリオはパレットを意識してデザインされた、普通車サイズのコンパクトカーとなっている。

あらゆる使い方に合う外観デザイン

ソリオの持つパレット風のエクステリアは性別を意識せず選ばれる、ある意味無難な仕上がりになっている。
スライドドアの背の高いコンパクトカーでありながら、スーツ姿のビジネスで使っても違和感が無く、あるいは、週末のレジャーで出かけても堅苦しさを感じることもない。
あらゆるユーザーから支持を得やすいエクステリアデザインとなっている。
ベースグレードのGはエアロパーツが装着されていない分、特にパレットに近いエクステリアだ。
メイングレードのX、Sはフロント、サイド、リア、ルーフエンドのスポイラーが装着されるので、いくらか若者向けになるが、嫌味の無いエアロパーツは性別を問わずお年寄りが乗っても違和感のない雰囲気にまとまっている。
決して注目を集めるような外観デザインではないが、その反面あらゆるシーンでの使いやすさを手に入れている。
ソリオ

広い室内と高い積載能力

ソリオの持つ高い全高は客室スペースの広々さを演出している。
3列シートは無いもののミニバン風のゆとりのある室内空間は評価が高い。
コンパクトカーでこれだけの広さを手にしながら、たっぷりの積載量を誇る荷室があるのも嬉しい。
ゴルフバッグなら横向けに2つも収納することが可能だ。
高さ方向にも余裕があるので、背の高い荷物も運ぶことができる。
後席はワンタッチで倒せ、フラットで広い荷室が生まれる。
リアハッチの開口面積が大きいのも評判がいい。
ママチャリは少し無理をしなければ入らないが、マウンテンバイクなら比較的簡単に乗せることが可能だ。

燃費性能が優れる

走りを求めるユーザーからも人気が高いスイフトと共通のエンジンとCVTがソリオには採用される。
やや高回転域にトルクが発生するようにセッティングされたK12B型エンジンは、少しソリオにはミスマッチな気がしなくもないが、動力性能に不足は感じない。
最新技術の吸排気VVTも備えているので、高速道路でも伸びやかな加速が可能だ。
また、このエンジンとCVTの組み合わせにより、低燃費性能も優れたものになっている。
10・15モード走行燃費で21.0km/Lを実現している。これはスライドドアを備えた、全高1765mmという背の高いワゴン車としては、クラストップレベルだ。

乗り心地がいい

ソリオはエクステリアデザインこそ、人気軽自動車パレットの影響を受けているが、その中身は全く違う。
単なるパレットの全幅拡大バージョンと思ってはいけない。
プラットフォームのフロント部分は世界的に評価の高いスイフトの技術がそのまま使われている。
高い全高を持つソリオだが、ハンドルを切ったときの車体の挙動変化が穏やかで、左右に激しく揺さぶられることはない。
同乗者からはもちろん、ドライバーからも運転がしやすく評判がいい。
スイフト譲りの剛性感のあるプラットフォーム、サスペンション、スタビライザーを装備したことは、先代のワゴンRソリオから大きく進化したポイントだ。

三菱デリカD2としてOEM提供

三菱自動車から新型ソリオのOEM車種として、デリカD2が発売されている。
オリジナルのソリオからの変更点はスズキのエンブレムが三菱になったぐらいで、基本的には同じクルマだ。
生産もスズキの工場で行われている。
新型ソリオの購入を考える場合は、新型デリカD2の見積もりも取ってみよう。

タイトルとURLをコピーしました