スズキ・エスクードに1.4 ターボ追加、258万6600円から
スズキのクロスオーバーSUV、エスクードに1.4Lターボモデルが2017年7月26日に追加発売された。
現行の4代目エスクードは2015年10月に日本発売されたモデルであった。初期導入された1.6L NA エンジンモデルに続いての追加ラインアップとなる。
エスクード 1.4 ターボ、ハイパフォーマンスエンジンと装備の標準化で商品力アップ
エスクードは、ハンガリーのマジャールスズキ生産のものが日本に輸入されている。主力の欧州市場ではビターラの車名でラインアップされており、1.4Lターボ搭載のビターラ Sについても既に導入済みであった。
(写真は欧州ビターラ S、フランクフルトモーターショー2015)
従来型1.6L NAエンジン搭載車のスペックは最高出力117ps/最大トルク15.4kgfm、JC08モード燃費17.4km/L、消費税込み車両価格は234万3600円であった。新型1.4Lターボ搭載車は、それぞれ136ps/21.4kgfm、16.8km/L、258万6600円となる。
1.4Lターボエンジンのスペックは2.0L NAクラスに相当する。これは今秋発売のスイスポにも搭載される予定となっており、スズキで今注目のエンジンユニットとなる。
24万3000円の価格差は、1.4Lターボエンジンの付加価値もあるが、装備の違いによるものも大きい。SRSカーテンエアバッグ、フロントシートSRSサイドエアバッグ、6スピーカー、アームレスト機能付コンソールボックス、ステンレス製ペダルプレート、ルーフレールの各装備については、1.4Lターボ車では標準化されている。
エスクードは現行型からラダーフレーム構造が廃止され、モノコック構造に変更されている。全車4WD、6AT搭載といった走行性能でアピールされる部分もあるが、全長4175mmの普通のコンパクトクロスオーバーSUVであることを考えれば、200万円台中盤からの価格帯はちょっと手が出にくいか。