ビターラ(日本名エスクード)が2015年フルモデルチェンジ、パリ発表
スズキは2014年10月2日にプレスデーを迎えるパリモーターショーにて、ビターラのフルモデルチェンジ発表を行う予定となっている。
ビターラとは日本国内で販売されるエスクードのかつての欧州名である。現行エスクードは2005年から販売され続けているロングセラーモデル。販売10年を迎える2015年秋頃にはフルモデルチェンジされることが予想され、これに先駆けた市販プロトの公開がパリで行われることになる。
(写真はiV-4、東京モーターショー2013、フランクフルトモーターショー2013)
次期エスクードはコンセプトカーiV-4をベースとする、ラダーフレーム構造を採用
次期エスクードのエクステリアデザインは、フランクフルトモーターショー2013で発表されたコンセプトカー、iV-4がベースとなる。iV-4はフランクフルトの後、東京モーターショー2013でも公開され、日本国内でも次期エスクードとして販売されることが確定的となった。
iV-4のボディサイズは全長4215mm×全幅1850mm×全高1665mmと、現行エスクードの3ドアモデルと5ドアモデルの中間程度の寸法が設定された。ただしiV-4のドア枚数は5枚となっており、近年の自動車メーカー各社が新型車の投入に力を入れているコンパクトクロスオーバーSUV勢と直接的に競合する仕様となった。
ちょうどSX4と近いボディサイズとなるわけだが、都市型のクロスオーバーSUVのSX4に対して、エスクードはラダーフレーム構造を取り入れた本格SUVとしてラインアップされることになる。スズキの新世代4WDシステムのALLGRIPも採用される。
このSX4の他、ボディサイズの近いライバル車としては、日産・ジューク、ホンダ・ヴェゼル。これからの発売分も含めると2015年初頭デビュー予定のマツダ・CX-3。トヨタも2015-2016年あたりに新型車を投入する計画がある。