スバル新中期経営ビジョンSTEPで示されたBOLDERとSUV強化を期待させる
スバルはVIZIV ADRENALINE CONCEPTをジュネーブモーターショー2019で発表した。トヨタ・C-HRやマツダ・CX-30の対抗となる市販モデルの導入が期待される。
昨年2018年7月にスバルは、新中期経営ビジョンSTEPを株主向けに発表していた。そのなかで、新世代デザインコンセプトのBOLDERについての言及があり、これまでDynamic×Solidという言葉で示されてきたスバルのデザインコンセプトが新しくなる。
BOLDERは「大胆」を意味する。これを初めて車体で表現したのが、ヴィジヴ アドレナリン コンセプトである。
インプレッサベースのXVでは、CセグメントSUVカテゴリを戦えない
VIZIV ADRENALINE CONCEPTのボディサイズは、全長4490mm×全幅1900mm×全高1620mm。現行モデルで言えば、スバルXVとサイズとキャラクターが近い。
XVは2017年にフルモデルチェンジしたばかり。タイミング的にはXVの後継というよりも、全く別の新型車種を示唆している可能性がある。
XVは、もともとインプレッサの派生モデルとしてラインアップされてきた。モデルチェンジごとに専用設計部分が増やされてはいるが、まだXVがインプレッサベースであることはイメージ的にも拭えていない。
VIZIV ADRENALINE CONCEPTのような、フロントはちょっと腰高でゆとりがあり、リアはタイトに引き締められている。ビジュアル的にも今風のSUVをスバルもラインアップに加えたいのではないか。