5代目BM/BR レガシィ、2011年モデルの年次変更点まとめ

スバル

スバル・レガシィの2011年モデルの変更点

2009年に現行モデルとしてデビューした5代目BR・BMレガシィだが、その後の年次変更が加わり2011年モデルはC型へと進化している。
この現行のC型モデルのポイントを紹介してみる。
レガシィ

エクステリア変更はほとんど無し

前モデルB型からのエクステリア変更点はサイドミラーのウィンカーのデザインのみ。
基本的にはB型とC型は同じボディデザインで見た目の違いは小さい。

C型では走行性能、足回りが良くなった

まずはリアサスペンションから。
リアのラテラルリンクブッシュがピロボールタイプに変更されている。これによりサスペンションの動きが従来よりも理想に近いものになり、動きもスムーズになった。B4、ツーリングワゴン、アウトバックの全車で採用されている。
さらにB4とツーリングワゴンでは、サスペンションアームが軽量化され、バネ下重量が軽くなった。路面からの衝撃吸収が物理的に有利になり、従来よりも走りがしなやかになっている。
フロント部分ではスタビライザーの取り付け剛性がアップしており、ハンドル操作に対する応答が向上している。

特に荒れた路面では、これらの変更による違いは顕著に感じられる。
リアからの騒音や突き上げ感は緩和され、特に後部座席の同乗者にとって嬉しい改良となった。
もちろんハンドリングのフィーリングも向上し、コーナーではこれまで以上に路面に張り付くような安定感が得られる。
ただし、攻めた走りにはセッティングされておらず、そのあたりを望むならタイヤを変える必要がありそうだ。

また、専用のビルシュタインダンバーが装備されるSパッケージでは、ダンパー減衰力の見直しが行われ、走行性能により磨きがかかった。
このSパッケージだが、B4、ツーリングワゴンだけでなくアウトバックの2.5Lにも設定がされ、18インチタイヤとの組み合わせになっている。専用のフロントグリルも装備される。

アイサイトがさらに良くなった

基本システムに変更はないが、制御ソフトウェアがより熟成され、ステレオカメラの認識性能が向上するなど性能がアップしている。
小さな変更点としては、プリクラッシュと車線逸脱警報のOFF表示のデザインが新しくなり、従来よりもわかりやすくなっている。
レガシィを購入する多くの顧客が装備を選択するアイサイトVer2だが、C型からはさらに品質が向上した。
全車速追従クルーズコントロールの完成度は素晴らしく、速度制御が滑らかでストレスを感じない。
価格アップにはなるが、性能を考えるとかなりお買い得に感じる。是非とも購入時に装備させて欲しいオプションだ。

サイドミラーのウィンカー点滅が室内から確認できる

エクステリア変更としてドアミラーのデザイン変更があったが、見た目だけでなく実用性も向上している。
ウィンカーの点滅が、運転席からドアミラーを見たときにわかるように改良されている。

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