【新型スペーシア】2021年12月マイナーモデルチェンジ相当の新デザイン、フルモデルチェンジ遅れそう

スペーシア

「スペーシア」、「スペーシア カスタム」、「スペーシア ギア」の一部仕様変更が実施され2021年12月24日より発売される。また、「スペーシア 車いす移動車」についても仕様変更が行われ、2022年1月27日に発売日を迎える見込み。

スペーシア

スペーシア

今回の一部仕様変更の目玉は、新サービスのコネクテッドサービス「スズキコネクト」の導入となる。

スペーシア2022年モデルの消費税込みメーカー希望小売価格

  • スペーシア:1,394,800~1,656,600円
  • スペーシアカスタム:1,663,200~2,006,400円
  • スペーシアギア:1,725,900~1,922,800円
  • 特別仕様車 スペーシア ギア MY STYLE:1,793,000~1,912,900円

スペーシアの一部仕様変更、フロントグリルに新デザインを導入

一部仕様変更では、「スペーシア」、「スペーシア カスタム」、「スペーシア 車いす移動車」のフロントグリルに新デザインが採用された。

スペーシア 車椅子仕様

スペーシア 車いす移動車

インテリアでは「スペーシア カスタム」、「スペーシア ギア」において、インパネのアクセント色が変更された。

スペーシアカスタム インパネ

スペーシア カスタム

装備面では車線逸脱抑制機能が採用された。

スペーシアカスタム

スペーシア カスタム

「スペーシア カスタム」のグリルパターンはさらに “アルファードらしく” なった。

「スペーシア ギア」には、特別仕様車「MY STYLE」を設定

今回フロントグリルのデザイン変更を受けなかった「スペーシア ギア」には、特別仕様車「MY STYLE」が設定された。ホワイトのサイドドアガーニッシュ、ドアハンドル、アルミホイール等を採用したエクステリアを装備。インテリアでは、ブラウン基調のインパネカラーパネルやシート表皮が採用された。

スペーシアギア特別仕様車マイスタイル

スペーシア ギア 特別仕様車 マイスタイル

ボディカラーは、ホワイト2トーンルーフを組み合わせた全4パターンを設定し、ナチュラルでカジュアルなアウトドアテイストのデザインとなった。

スペーシアのフルモデルチェンジ遅れる、次期型は2024年以降発売予想、第二世代HEARTECT採用

2021年12月に実施されたスペーシアの一部仕様変更は、フロントデザイン変更を伴ったマイナーモデルチェンジ相当の改良が実施された。今後少なくとも2年間程度は、現行型の販売が継続されるだろう。

スペーシア コンセプト 東京モーターショー2017

先代型スペーシアは約4年半の販売期間を経て、フルモデルチェンジを受けていたが、2017年発売の現行型スペーシアの販売期間は少し長くなりそう。

スペーシアのフルモデルチェンジのタイミングは、ベーシック軽自動車の後

スズキでは、共通プラットフォーム「HEARTECT」の第二世代型の導入が2022年から計画されており、これは軽自動車ではアルトやラパンといったベーシックタイプの車種から実施されることになる。スペーシアへの導入とフルモデルチェンジは、その後のタイミングとなるだろう。

スペーシア カスタム

現行スペーシア カスタム

またスズキでは、スペーシアに次ぐ新たなスライドドア装備の軽自動車として、ワゴンRスマイルが2021年9月に発売となったばかり。しばらくは、新型ワゴンRスマイルの販売が強化されることになり、スペーシアのフルモデルチェンジを急ぐ必要もなさそう。

ワゴンRスマイル HYBRID X 2021

ワゴンRスマイル HYBRID X

スペーシアが2021年9月に販売減、ワゴンRに抜かれた

スペーシアからワゴンRスマイルに販売がシフトする流れは、既に数字にも表れ始めている。

【通称名別新車販売台数】

  スペーシア ワゴンR
2021年8月 9300 5235
2021年9月 7064 7573

2021年9月の販売台数はスペーシアが7064台、ワゴンRが7573台。スズキの軽自動車としては再量販モデルであったスペーシアが、ワゴンRによって抜かされる結果となった。8月までの販売台数から察すると、およそ2千台前後の受注がスペーシアからワゴンRスマイルへ流れたことが推測できる。

スペーシア リアコンビネーションランプ 東京モーターショー2017

スペーシアのハイブリッドシステムは、フルモデルチェンジでさらなる進化が求められる

近年の軽スーパーハイトワゴンと呼ばれるセグメントは、ホンダ・N-BOX、スペーシア、ダイハツ・タントが販売実績の上で三強となってきた。なかでもスペーシアはクラス唯一の全車ハイブリッド仕様で、燃費性能は最も優秀である。

しかし、それでもWLTCモード燃費は22.0km/Lに留まる。

一方で、経済産業省と国土交通省により2030年度燃費基準が策定されたが、これによると軽スーパーハイトワゴンクラスの車両重量で求められる燃費性能は28km/L程度となる見込みである。

2030年燃費基準

2030年度燃費基準

今後、さらなる燃費改善が必要とされるなかで、現行スペーシア搭載の小型アシストモーターを使ったマイルドハイブリッドでは、燃費基準の達成は厳しい。スズキとダイハツが手を組み、EV、ハイブリッドを含めた電動化パワートレインの共同開発が求められるのも、こういったことが背景となっている。

スペーシア カスタム リアコンビネーションランプ

現行スペーシア カスタム

スペーシアはモデルチェンジでレベル2自動運転を装備できるか

スペーシアのフルモデルチェンジで期待したいものは、新開発ハイブリッド以外にもある。安全運転支援システムである。

スペーシアギア リアコンビネーションランプ

現行スペーシアギア

ライバルのN-BOX、タントは高速道路巡航時にステアリングに手を添えるだけで、車速コントロールと車線維持を自動制御するシステムが既に搭載されている。いわゆるレベル2自動運転と呼ばれる機能が、スペーシアには未だ導入されていないのだ。ただし、スズキ・クロスビーの2020年10月の改良では、この機能が盛り込まれており、今後スペーシアを含めたスズキの主力モデルに水平展開されていくことになるだろう。

クロスビー

現行クロスビー

クロスビーのアダプティブクルーズコントロールは全車速対応で渋滞時の再発進も可能。車線を含めた前方認識は日立オートモティブシステムズ製のステレオカメラによるシステムによって行われる。これはスバルのアイサイトで採用実績があり、そこからさらに進化を遂げている。

スペーシアギア インテリア

現行スペーシアギア

次期スペーシアのタイミングでは、スズキ&ダイハツの共同開発EVパワートレインは間に合わない

昨今、スズキとダイハツの関係が親密になってきた。2021年07月21日には、軽商用事業でのCASE(コネクテッド、自動運転、シェア、電動化)普及に向けて、CJP(Commercial Japan Partnership)にスズキとダイハツも参画することが発表された。これは既に明らかとなっていた軽自動車向けEVパワートレインの共同開発を加速させることにもなるはず。まずは走行パターンが単純な商用車で、電動化に限らずCASE全体での技術開発が進められ、将来的には乗用車へも応用されることになる。

スペーシアギア

現行スペーシアギア

ただし、2024年以降のフルモデルチェンジが予想されるスペーシアにおいては、影響は限定的となりそう。

スズキの軽自動車EV化は2025年頃まで遅れる

スズキは、軽自動車のEV化の時期について、2025年までに投入する予定であることを発表した。

日本の軽自動車では2022年春に日産からIMKコンセプトの市販型EV「SAKURA」の発売がスケジュールされている。次にホンダが2024年の軽EVの発売を予告している。それでも、スーパートールワゴンのスペーシアのEV化については、まだ先となりそうだ。

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