新型ティーダラティオは中国版サニーと共通ボディ
ティーダラティオが2012年11月頃にフルモデルチェンジを受けることになりそうだ。
日産では、ハッチバックのティーダが次期ノートと統合されてラインアップから消される予定にある。しかし、セダンのラティオは中国のサニーと共通車体となることでフルモデルチェンジが実施される見込みだ。
(写真は、サニー中国仕様)
2012年4月の北京モーターショーでは、1.8Lエンジンを搭載するシルフィがワールドプレミアを迎えた。当初は、シルフィの1.5Lバージョンを日本に導入することで、ティーダラティオと車種統合させるのではと考えられていたのだが、どうやら写真の中国版サニーそのものが次期ティーダラティオとなりそうだ。
逆にシルフィは、北米のセントラと共通パーツを増やし大型化、3ナンバー化して日本に導入される可能性が高まったと言えるだろう。
次期ティーダラティオがタイ生産になる可能性?
新型ティーダラティオは、Vプラットフォーム採用したマーチベースのBセグメントセダンになる。1.5Lエンジンの他に3気筒の1.2Lエンジンも搭載の可能性として挙げられている。マーチと共通となる直3 1.2Lがダウンサイジングエンジンとして導入されれば、現行の1.5Lエンジンのティーダラティオと比較して大幅な燃費向上が期待できるだろう。
また、中国版サニーは、タイではアルメーラとして販売されている。
これは正式な発表ではないが、現行マーチと同様に、タイ製アルメーラを日本に輸入して、新型ティーダラティオとして販売する可能性も高いのではないかと考える。
ハッチバックのティーダを廃止して、セダンのラティオを継続することに違和感を感じずにはいられない。しかし、年配層や法人ユーザーを中心とするコンパクトセダン需要は少なからず存在するほか、海外仕様を流用することで低コストで日本仕様のセダン車を作り上げる環境が日産にはある。それらの理由から、日産規模の国内販売体制であれば、1.5L未満のコンパクトセダンをラインアップから全く無くしてしまうことはできないのだろう。
ハッチバックのティーダが無くなるのなら、ティーダラティオではなくサニーを復活させてはとも思う。