新型ティーダ日本仕様は、5ナンバー枠にボディサイズが縮小される可能性

日産

新型ティーダは、日本専用デザインの可能性

新型ティーダの中国仕様は、昨年2011年の5月から既に販売が開始されており、そのボディサイズは全長4295mm×全幅1760mm×全高1520mmとなっている。今年2012年に日本で発売される次期ティーダについても、この中国仕様と同等のものが販売され、全幅が1760mmということで3ナンバーボディになると考えていたのだが、5ナンバー枠の別デザインになる可能性が出てきた。
一部メディアでは、ティーダの日本仕様について、全幅1695mm程度の専用デザインで開発されており、このことが発売が中国仕様よりも発売が1年半も遅れてしまう理由であると報じている。

(写真は新型ティーダの中国仕様)
ティーダ 2011 中国仕様
次期ティーダの5ナンバー化については、賛否両論があるだろう。デメリットとして考えられるのが、曲線が多用されたフェンダー周辺やリアドア付近のデザインの簡略化である。5ナンバー仕様であれば、現行ティーダのような膨らみの少ないボディ側面になる可能性が高く、そうなればデザイン品質は中国仕様に比べて低いものになると言わざるを得ない。
ただし、このセグメントの3ナンバー車は、日本での販売に限って言えば、成功事例は少ない。5ナンバーサイズであれば、法人需要にも好まれるため、販売台数を確保しやすいというメリットも日産は考えているだろう。

セダンのティーダラティオについては、次期モデルでシルフィーと車種統合がなされる。セダンのティーダラティオが5ナンバーボディで、ハッチバックのティーダが3ナンバーボディというのが、ベストではないかと考えるのだが、こうするとラティオの専用パーツが増えてしまい、日産の負担は大きくなってしまう。

ちなみに、税金については、5ナンバーでも3ナンバーでも変わらない。3ナンバー車は車検費用が高くなる場合もあるが、その違いは僅かで、基本的に同じと考えていいレベルだ。

ティーダの発売は、2012年10月説が有力

前回のレポートでは、エコカー補助金の打ち切り期限の関係で、新型ティーダの発売は2012年7月頃に早まるのではと書いた。しかし、7月発売でも多くの購入者が補助金を受け取るのが難しい状況になりつつある。次期ティーダの発売時期は、やはり当初の予測通り、2012年秋の10月頃という線が有力。次期ティーダの発売時期については、これまで延期を繰り返してきただけに、なかなか確定情報が出せない状況がある。

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