新型ティアナ2013年モデルはハイブリッドエンジン搭載

日産

ティアナがハイブリッド搭載でフルモデルチェンジ

2008年のデビューから4年が経とうとしている現行の2代目ティアナであるが、そろそろフルモデルチェンジの話が出てきている。
FMC時期は2013年5月で、次期ティアナからは日産が新開発した2.5L直4ハイブリッドが初搭載される。
また、北米日産が販売するマキシマと車種統合がなされる。

(モデル末期となったJ32型の現行ティアナ)
ティアナ

新型ティアナのエンジンはこうなる

現行ティアナは、VQ35DEの3.5L V6、VQ25DEの2.5L V6、4WD車はQR25DEの2.5L 直4という3つのエンジンラインアップであるが、この内最上級グレードの3.5L V6が廃止され、新型の2.5L 直4ハイブリッドに置き換わる。
さらに、3.0LのV6エンジンも新開発、新採用される見込み。こちらはハイブリッドではない。
そうなってくると、日本市場でお手頃な2.5Lモデルが次期ティアナでも継続してラインアップされるかどうかは微妙なところだ。

ライバル車はこのクラスの中で、先行してハイブリッド化を果たしてきたトヨタ・カムリ。
燃費性能を比較してみると、カムリはJC08モード燃費で23.4km/L。ティアナハイブリッドは、25.0km/L程度を目標に開発が進められている。
また、今年2012年は、トヨタのハイブリッドシステム(THSⅡ)の主力特許が期限切れを迎える。このため、トヨタ以外の自動車メーカーもハイブリッドカー市場に続々参入してくる。
ホンダ・アコードプラグインハイブリッドが2012年9月に、少し遅れてスバル・レガシィハイブリッド、海外ではヒュンダイ・ソナタハイブリッドがこれからデビューする予定。
2012年以降は、このミドルクラスセダンクラスのハイブリッド化が一気に進む。

次期ティアナからはタイ生産に

随分前にもお伝えしたが、次期ティアナは、マーチと同じようにタイ工場で生産される輸入車ということになる。
ちなみに現行ティアナは、日産自動車九州で生産されるMADE IN JAPAN。
次期モデルからタイ生産となる理由は、もちろんコスト的な問題が大きい。
そのため、ライバルのカムリは304万円からという価格設定であるが、ティアナハイブリッドは間違いなくこれより安くなる。
予想されている新型ティアナの車体価格は、ハイブリッドグレードが300万円程度から、非ハイブリッドのベースモデルで250万円程度からとされている。

次期ティアナのボディサイズは全長4900mm×全幅1845mm×全高1500mm程度になるとされ、これは現行ティアナに対して大型化することになる。
1.8mを大きく超える全幅ということなので、日本市場よりも北米市場、あるいは中国市場をメインターゲットとした車種になる。

マキシマと車種統合するということであるが、国内向けティアナを廃止し、フルモデルチェンジ後のマキシマをティアナの車名で国内販売する。というのが実質的なところか。

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