セレナC25型の中古車価格相場

日産

3代目セレナ(C25型)の評価

2005年から2010年にわたって販売されたのが新型セレナの先代にあたる三代目セレナC25型だ。
現在は新型セレナの登場で販売中止となったが、人気のミニバン車種であるため末期の高年式モデルも中古車のタマ数が多い。

実燃費

C25セレナのオーナーからの実燃費報告は都市部では6~8km/L、郊外では9~10km/L程度の結果が多い。
最近はハイブリッドカーなど燃費性能が極端に優れた車が多いので、どうしても燃費が悪い部類の車種となってしまう。
ボディサイズを考えると、他のステップワゴンやノア、ヴォクシーと肩を並べるような燃費性能である。
トランスミッションにCVTを採用しており、旧世代モデルでも燃費性能はまずまずの結果だ。
都市部での短距離走行が続くと、6km/L未満に燃費が落ち込むことが珍しくない。
このクラスの大きなミニバンを持つということは、燃料費がかさむことは致し方ないだろう。
新型セレナにはアイドリングストップシステムを搭載しているが、旧型のC25は搭載されないので中古車を購入する場合は注意して欲しい。

加速性能については不満が多い

C25セレナは1610kgを超える車体重量に対し2.0LのMR20DEエンジンとなる。
同クラスのミニバンで加速性能を比較すれば、エンジンの回転フィールが良いステップワゴンがわずかにリードしている。
しかし、このクラスのミニバンではどうしてもキビキビとした加速感は得られないと思った方がいい。
C25セレナのアドバンテージはエストロニックCVTにある。
CVTの扱いやすいさや運転のしやすさは、ヴォクシーやノアよりも上だと感じているオーナーが多い。
日産のCVTは当り外れが大きいが、C25セレナに搭載されているCVTはトラブル報告が少なく信頼性は高い。
中古車を選ぶ場合はCVTだからといって敬遠する必要はないだろう。
トランスミッションの見極めは素人では判断が難しいところがある。中古車購入にあたっては信頼のおける販売店を見つけるのも大切だ。
セレナC25

シートアレンジ

C25セレナはシートアレンジの豊富さも人気の一つ。
シートの跳ね上げ機構などの使い勝手の良さが他社のミニバンより一歩進んでいる。
シートを畳めば、自転車が複数台積載させることができる。
2列目シートは横方向にスライドするのでキャプテンシート風に使うことができる。
3列目シートは大人がしっかり座れることは評価が高い。
このあたりの使い勝手も中古車を選ぶ際のポイントとして覚えておこう。

セレナの中古車価格相場

セレナC25中古車相場
中古車業者向けのカーオークションでの落札相場を見てみる。
グラフは、評価点が4以上、走行が10,000kmから50,000kmのC25セレナの落札価格平均値である。
ハイウェイスターなどの上級グレードや4WD車も含まれている。

お得感のある相場価格

セレナはミニバンカテゴリーで最も売れている車種である。
人気の秘訣はしっかりした基本性能とコストパフォーマンスの高さにある。
日産ディーラーは、モデル末期に近づいた車種を大幅値引きで販売するのが特徴だ。
ミニバンは依然人気のあるカテゴリーではあるが、近年の自動車業界ではハイブリッドカーと軽自動車が販売台数の多くを占めるようになってきている。
トヨタ、ホンダのように低価格ハイブリッドカーの車種を持たない日産にとって、セレナのミニバンカテゴリーは、日産にとってどうしても他社に譲れないとう事情が値引きを促進させている。
単純に車体価格の定価を比較すれば他社と大差ないが、オプション装備を含めたトータルの価値と値引き価格を比較すると、セレナを選んでしまうユーザーが多い。
新車購入時の車体価格は、中古車の相場に直接影響してくる。
日産の中古車価格は近年低迷気味になっている。
セレナC25型は人気車種のため他社ミニバンと比較すると中古車価格が大幅に安いということはないが、オプション装備など細かい点までチェックしていくと、ライバル車よりもお得感のある中古車相場で流通している。

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