新型パルサー欧州発表、日産ティーダ後継のCセグメント5ドアハッチバック

日産

日産が新型パルサーを発表、欧州向けティーダ後継車として車名復活

日産の新型パルサーが欧州市場の中心地でもあるパリで2014年5月20日に発表された。

パルサー ティーダ後継

新型パルサーはスペイン バルセロナにある日産の工場で生産され、2014年秋にも欧州で販売がスタートされる計画となっている。

新型パルサー

搭載されるエンジンとしては、最高出力115psの直4 1.2Lガソリンターボと、最高出力110psの直4 1.5Lディーゼルターボの2タイプが用意され、これらのエンジンはいずれも日産の自社製ではなく、グループのルノーから供給を受けることになる。さらに2015年初頭にはハイパフォーマンスモデルとして、最高出力190psの1.6Lガソリンターボエンジン搭載車がラインアップに加わる計画となっている。

新型パルサー 欧州仕様

新型パルサーの日本発売が期待される、広いニースペースを誇るCセグメントカー

新型パルサーは欧州市場で最も競争の激しいCセグメントクラスに投入されることになり、その全長は4385mm、ホイールベースは2700mmとなる。同クラスのベンチマークでもあるVW・ゴルフは全長が4255mmでホイールベースが2637mmであったから、新型パルサーはこれよりも大きい。またマツダ・アクセラのホイールベースの2700mmと同値ながらも、その全長4460mmよりもコンパクトなボディが新型パルサーに与えられる。

特に後席ニースペースには拘ったようで、その寸法は692mm。これは多くのDセグメントカーを上回る広さである。

パルサー フロントグリル

フロントデザインはエンブレム周辺の逆台形グリルが特徴となり、これまで新型のSUV車を中心に先行採用されてきた日産の最新デザインルールが用いられる。

新型パルサー ラゲッジルーム

さて、日産の日本市場向け車種を見てみると、2012年にティーダが引退して以降、Cセグメントサイズの後継車種がラインアップされていない。ティーダは2代目へとフルモデルチェンジを果たしたが、その販売地域は今のところ、中国、アジア、オセアニアに留まっており、この欧州向け新型パルサーの日本導入が待望されるところである。

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