デュアリスの九州工場での生産が終了、後継モデル無し
日産九州工場で行われている国内向けデュアリスの生産が近々終了する見込みとなった。
(写真は現行デュアリス)
日産ではデュアリスのフルモデルチェンジに向けての開発が最終段階となっている。2014年3月に開催されるジュネーブモーターショーでは次期デュアリスのデビューが予測されており、早ければ2013年9月のフランクフルトモーターショーでも何らかの発表があるだろう。ただし、この次期デュアリスについての動きは、あくまで欧州市場に向けてのものであって、日本市場に導入される予定は今のところ無い。日本向けデュアリスは現行モデルの生産終了によって、近い将来のラインアップから外れることになる。
(写真は現行欧州仕様デュアリス。欧州後期モデルの新型フロントマスクは日本に導入されなかった。)
デュアリスの実質的な後継車は新型エクストレイル
一方で、2013年11月の東京モーターショーでは、日産が新たなクロスオーバーSUVを発表するとされているが、これは次期エクストレイルである可能性が強まった。
次期デュアリスと次期エクストレイル、さらに北米市場向けのローグを加えた3車種は、プラットフォームが共通化され、各市場に最適化されたクロスオーバーSUVとしてラインアップされることになる。
(写真は現行ローグ、北米モデル)
これらはハイブリッドエンジンが搭載される見込みで、その仕様は直4 2.0L+1モーター2クラッチ式となることが予想される。日産は既に北米向けパスファインダーあるいはインフィニティQX60において直4 2.5Lスーパーチャージャーの1モーター2クラッチ式ハイブリッドを市販化しているが、これの2.0L NA版ということになるだろう。
(写真は日産が新開発した、スーパーチャージャー付き直4 2.5L 1モーター2クラッチ式ハイブリッドシステム)