次期デュアリスが2014年に発売予定
日産のアンディ・パーマー副社長は、フルモデルチェンジした新型キャシュカイ(日本名デュアリス)を2014年に発売することを予告した。
今年2012年3月のジュネーブモーターショーでは、日産はハイクロスコンセプトを世界初公開していた。このモデルは、多くのメディアによって次期エクストレイルであると報じたのだが、当サイトでは次期デュアリスではないかと考えていた。次期デュアリスは、このハイクロスコンセプトをベースに開発が進められ、来年2013年のジュネーブモーターショーでは、市販モデルを公開する計画があるとしている。
次期デュアリスのボディサイズは維持、ダウンサイジング&ターボエンジン搭載
次期デュアリスのボディサイズについても言及があり、全長4330mm、最大ラゲッジ容量860L程度になり、これは現行デュアリスのサイズがほぼ維持されることになる。
ただし、インテリアの質感は現行デュアリスと比較して大幅に向上することになりそうだ。これまで現行デュアリスのライバル車としては、VW ゴルフ、プジョー 307のような欧州Cセグメントハッチバック車が挙げられることが多かったが、次期デュアリスではAudi Q3、BMW X1といったドイツの高級コンパクトSUV車が競合として挙がっている。次期デュアリスは、ラグジュアリーな要素が付加されたコンパクトクロスオーバーSUVになるだろう。
次期キャシュカイの主力グレードのエンジンは、1.2L+ターボチャージャーになる可能性が高い。現行の欧州版キャシュカイは、1.6Lエンジンを主力にしているのだが、これが置き換わることになる。このダウンサイジング+ターボ化の流れは、これまでドイツ車メーカーが牽引役であったが、今年2012年あたりからグローバルな流れに変わりつつある。
(写真は、現行デュアリス)
日本仕様の次期デュアリスに関しては、現行モデルに引き続き九州工場での生産が望まれるところではないだろうか。ハイブリッドエンジン搭載グレードの追加についても期待したい。