ホンダでは、N-BOXのフルモデルチェンジが2023年秋に実施される見込み。2023年8月にも先行予約の受付開始が予想される。
新型N-BOXについては、クロスオーバーSUVテイストの派生車種として、「N-BOX JOY」または「N-JOY」など(いずれも仮称)のラインアップが噂されていた。しかし、これはフルモデルチェンジ当初には販売されず、2024年以降に追加発売されることになりそう。
東京オートサロン2022のホンダブースでは、N-WGNの車体を使った展示により、アウトドアユースが提案された。このイメージを具現化する市販車種は、スライドドア付きのN-BOXをベースとしたモデルということになる。
「N-BOX JOY」or「N-クロス」(仮称)の<まとめ>は、次のページ
N-BOX JOY または N-クロス(仮称)は、デリカミニ、タントファンクロス 対抗モデル
近年の軽自動車セグメントでは、スライドドア付きのスーパートールワゴンが人気となってきた。その次のトレンドとして注目されているのが、クロスオーバーSUVテイストの派生車種である。こういったモデルはスズキが2018年12月に「スペーシア ギア」を発売させてパイオニアとなってきた。
最近では、これに対抗する形で、ダイハツが新型「タント ファンクロス」を追加。さらに、三菱も新型「デリカミニ」を発表している。
N-BOXシリーズは、これまでスライドドア付きのスーパートール軽ワゴンとして、圧倒的は販売実績を残してきた。そのN-BOXにもクロスオーバーSUVテイストの派生車種が追加されることになりそう。
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N-BOX JOYのエクステリアは、ZR-Vのデザイントレンドを採用か
新型N-BOX JOYのエクステリアはどういったものになるのか。
先に発売されたスズキ「スペーシア ギア」のエクステリアの特徴は、アウトドア、キャンプの流行を背景に、道具感溢れる樹脂製外装パーツを多用したものであった。
一方でダイハツ「新型タント ファンクロス」では、大ヒット中の小型SUVであるダイハツ・ロッキー、トヨタ・ライズの流れを汲むシティSUV風のエクステリアに仕上げられており、発売前から人気を集めている。
ホンダも中型SUVにおいては、新たなSUVデザインを採用した新型ZR-Vを2022年秋に発表した。ただし、新型N-BOXは、プラットフォームなどがキャリーオーバーとなり、ホンダセンシングなど装備類の進化がメインとなりそう。新型N-BOX 通常モデル/カスタムは、実質的にはフルスキンチェンジに相当するモデルになると考えられ、新型N-BOX JOYにおいてもSUVテイストの装飾が与えられた程度のモデルとなる可能性がある。
N-BOX JOY まとめ
- 開発中の新型「N-BOX JOY」「N-JOY」「N-クロス」(仮名)
- 2023年8月予約スタート予定の新型N-BOX派生のSUV車種
- 2024年以降「N-BOX JOY」追加の可能性
- 競合車種は、スズキ「スペーシア ギア」、ダイハツ「タント ファンクロス」、三菱「デリカミニ」