新型「N-BOX JOY」(仮名)として、ホンダではN-BOX派生のSUV車種が開発中となっている。
前回の東京オートサロン2022のホンダブースでは、N-WGNによるアウトドアユースが提案された。ただし、実際に市販車として具現化されるのは、スライドドア付きのN-BOXをベースとしたモデルとなりそう。
ホンダでは、N-BOXのフルモデルチェンジに向けた準備が進められており、2023年末の発売が想定される。さらに、クロスオーバーSUVテイストの派生車種として、「N-BOX JOY」の追加が2024年以降にありそうだ。
「N-BOX JOY」or「N-クロス」(仮称)の<まとめ>は、次のページ
近年の軽自動車セグメントではスライドドア付きのスーパートールワゴンが人気となってきた。その次のトレンドとして注目されているのが、クロスオーバーSUVテイストの派生車種である。こういったモデルはスズキが2018年12月に「スペーシア ギア」を発売させてパイオニアとなってきた。
最近では、これに対抗する形で、ダイハツが新型「タント ファンクロス」を追加。さらに、三菱も新型「デリカミニ」を発表している。
N-BOXシリーズは、これまでスライドドア付きのスーパートール軽ワゴンとして、圧倒的は販売実績を残してきた。そのN-BOXにもクロスオーバーSUVテイストの派生車種が追加されることになりそう。
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N-BOX JOYのエクステリアは、ZR-Vのデザイントレンドを採用か
新型N-BOX JOYのエクステリアはどういったものになるのか。
先に発売されたスズキ「スペーシア ギア」のエクステリアの特徴は、アウトドア、キャンプの流行を背景に、道具感溢れる樹脂製外装パーツを多用したものであった。
一方でダイハツ「新型タント ファンクロス」では、大ヒット中の小型SUVであるダイハツ・ロッキー、トヨタ・ライズの流れを汲むシティSUV風のエクステリアに仕上げられており、発売前から人気を集めている。
ホンダも中型SUVにおいては、新たなSUVデザインを採用した新型ZR-Vを2022年秋に発表した。ただし、新型N-BOXは、プラットフォームなどがキャリーオーバーとなり、ホンダセンシングなど装備類の進化がメインとなりそう。新型N-BOX 通常モデル/カスタムは、実質的にはフルスキンチェンジに相当するモデルになると考えられ、新型N-BOX JOYにおいてもSUVテイストの装飾が与えられた程度のモデルとなる可能性がある。