新型ムラーノへのフルモデルチェンジ発売は2024年度内に実施されることが予告された。
2024年3月25日、日産自動車は経営計画「The Arc」を発表した。そのなかで、FY24期に導入する刷新されたICEモデルとして4車種が名指しで予告された。
4車種は、最近エクステリアが公開されたばかりのインフィニティ新型QX80と新型キックスのほか、新型ムラーノ、新型パトロール/アルマーダとなる。
遂に、motor1.comによって次期ムラーノと思われるスパイショットが報じられていたが、その姿からは、デジタルVモーションの採用が想像できる。北米での従来顧客を維持するなら、BEVよりもICEが好まれるはずで、フロントセンターの日産エンブレムは非点灯パターンとなるのではないか。
一文字のリアテールランプを採用ながらも、中央が切れるタイプとなりそう。
ムラーノ シリーズは、2002年発売の初代型Z50に始まる。2008年には、2代目のZ51型にフルモデルチェンジされ、2015年まで販売された。ここまでの2モデルは日本市場でも販売されたが、2014年12月発売の3代目モデルZ52型からは、日本導入されず海外専売車となった。
Z52型からは、全幅は1920mmとなり、大型化が進んだ。とはいえ、これはレクサス・RX(ALA10/ALH10型)と同値でもあり、対抗モデルとして見ることもできる。SUVニーズが高まる中、ムラーノの日本販売復活を望む声もあるが、現在のところ実現に向けた具体的な話は聞こえてこない。
スパイショットされた次期ムラーノの開発車両と思われるモデルは、日産の新世代Vモーショングリルの採用がありそう。セレナ、ルークスハイウェイスターで先行導入されてきたフロントデザインがムラーノでも採用されることになるだろう。また、エクストレイル、キックスといった下位のクロスオーバーSUVモデルにおいても、開発車両のスパイショットがリークしており、やはりこれらも新世代Vモーショングリルらしきデザインの採用が確認されている。
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ムラーノのフルモデルチェンジ2024年度予想、実質的にはフルスキンチェンジの可能性
従来型Z52型のボディデザインは、リアコンビネーションランプからフロントフェンダーにかけての直線的なキャラクターラインも特徴の一つであった。これが、次期型ムラーノのスパイショット画像では無くなっている。次期型では、リアフェンダーの膨らみを強調した、力強い印象に仕上げられそうだ。
一方、サイドガラスの形状や、もしかするとルーフからリアスポイラーにかけてのラインについても従来型から変化が無いように見える。
近年の日産のモデルチェンジは、セレナ、フェアレディZなどの例にもある通り、フルスキンチェンジの手法が多用されており、エクステリアに関わる部品の変更を限定し、内外装の全面的なリデザインが施されてきた。
次期ムラーノのモデルチェンジの内容はフルスキンチェンジ相当の内容になることが予想される。また、プラットフォームもキャリオーバーとなるだろう。
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新型ムラーノ、フルモデルチェンジまとめ
まとめ更新日: 2024/03/27
- 新型ムラーノへのフルモデルチェンジは2024年度の実施予告
- 2024年度に刷新されるICE車として挙げられた
- motor1.comが次期ムラーノのスパイショットを報じた
- ムラーノシリーズは、2014年12月発売のZ52型から海外専売
- ムラーノの日本復活が期待される
- 次期ムラーノは、新世代Vモーショングリルの採用見込み
- サイドガラスやルーフラインは従来型と変わらない可能性
- 次期ムラーノは、多くのパーツがキャリオーバーとなるフルスキンチェンジ相当の可能性