三菱 RVRにダイナミックシールド採用、2019年夏マイナーモデルチェンジ

三菱

RVRがマイナーモデルチェンジで最新ダイナミックシールド採用

最近の三菱自動車のモデルについての話題。まずはRVR、マイナーモデルチェンジを受けて2019年夏に発売される見込み。

映像は、新型ボディが公開となったジュネーブモーターショー2019で撮影したもの。RVRは欧州市場では、ASXのモデルネームで販売されている。

現行3代目RVRは2010年のデビュー。2018年には三菱から同じホイールベース長を持つクロスオーバーとして、エクリプスクロスが日本発売されており、この時にRVRの販売が継続されることは発表されていた。しかしモデル末期のこのタイミングで、大幅なマイナーモデルチェンジが実施されるとは予想外であった。

RVR 三菱

新型RVR、エクステリアで大きく変わったのがフロントマスク。三菱のファミリーフェイス、ダイナミックシールドの最新型が導入された。

ヘッドランプの目つきはシャープに、グリルデザインは押し出し感の強いものを採用。主張の強いアンダーガードも存在感を高めている。エクリプスクロスでは押し出し感という意味で、物足りなさを感じていた方も新型RVRであれば満足できそう。

RVR リアコンビネーションランプ

大幅にリフレッシュされた前方部分に対し、後ろからのアングルは9年前デビューの古いモデルであることを感じさせる。リアコンビネーションランプは新しくなってはいるが、フロントの最新デザインには及ばない。ただしアンダーガードはリアもしっかり決めてきている。

インテリアではナビゲーションシステムのディスプレイが大型化しており、その周辺デザインにリフレッシュがかけられている。

今回のマイナーモデルチェンジにより、現行RVRの販売期間は更に数年は延長されることになるだろう。

そして、フルモデルチェンジによる次期4代目RVRについても三菱自動車と日産の協業のなかで概略が見えてきた。日産ジュークの次期モデル開発車両のスパイショットが出回るようになっており、正式発表まであと一息といった段階か。次期ジュークは2019年秋以降の発表、2020年の前半あたりの発売が予想される。

この次期ジュークとプラットフォーム共用の姉妹モデルが計画されており、数年後、三菱ブランドからフルモデルチェンジを受けた4代目RVRとして、販売される可能性がある。今回のフェイスリフトされた新型RVRは、それまでの繋ぎのモデル、ということになりそうだ。

新型軽自動車eKクロスはあるものの、パジェロは販売終了、ミラージュはMCで延命

経営的にまだ多くの問題を抱える三菱自動車。完全新設計のニューモデルを次々に出していける状況ではない。

フラグシップSUVのパジェロについては、最終型の特別仕様車、FINAL EDITIONが発売された。パジェロは2019年8月の生産終了が発表されており、国内向けラインナップが途絶えることが決まっている。

グローバルスモールカーのミラージュもダイナミックシールド導入のマイナーモデルチェンジが計画中。2012年デビューのモデルですが、フェイスリフトを受けて販売期間が延長されそう。

それでもエクリプスクロスがしばらくは三菱自動車の看板車種となるでしょう。これまで欧州仕様に設定されてきた2.2L ディーゼルエンジン搭載車が日本仕様にも追加導入される予定。現行の1.5Lターボと並んで2つのエンジン選択が可能になる。

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