新型【RVR】フルモデルチェンジいつ?2024年4月に国内向け生産終了、ルノーOEM車の日本導入は?【三菱最新情報】2019年に大幅フェイスリフトし、販売期間約14年

RVR
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RVR 東京モーターショー2019

三菱RVRの国内向け生産が2024年4月に終了することが、2024年2月14日に各紙で報じられた。

国内向けには、フルモデルチェンジに相当する直接的な後継車種が用意されない見込みで、ボディサイズが近い既存車種のエクリプスクロスがポジションを引き継ぐ。一部海外向けの生産は継続されるようだ。

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RVR初期型

RVRは2010年に3代目モデルとしてデビュー。2003年に販売終了した2代目モデルから約7年ぶりにフルモデルチェンジし、ラインアップへの復活を遂げた。全長4295mmのコンパクトクロスオーバーSUVに仕上げられた。

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2019年のマイナーチェンジでは、進化型ダイナミックシールド採用による大幅フェイスリフトが実施され、長期販売に耐えうるエクステリアデザインが与えられた。

エクリプスクロス

エクリプスクロス

一方で三菱のラインアップでは、2018年に全長4,405mm(のちに4,545mm)のエクリプスクロスが登場していた。このタイミングでRVRの終了も噂されたが、販売は継続されてきた。

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新型ASX

RVRシリーズは、欧州ではASXのモデルネームで販売されている。欧州ASXは2023年3月にフルモデルチェンジを受けて、ルノーが生産するOEMモデルに切り替わっている。ルノー・キャプチャーとは姉妹車種の関係となる。この新型ASXが日本販売されるという情報も現段階では無く、国内でのRVRのモデルネームは再び途絶えることになりそうだ。

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RVRのフルモデルチェンジとして日本発売の可能性は?欧州ASXを発表、ルノー生産OEM車 2022年9月21日

三菱自動車は欧州市場向けの新型コンパクトSUV「ASX」をワールドプレミアさせた。ASXシリーズは欧州で2010年から販売されており、日本市場向けのRVRに相当する。今回の新型でASXは2代目モデルとなり、2023年3月に欧州発売された。

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新型ASXは、ルノー・日産・三菱アライアンスの関係もあり、ノートや欧州ジュークなどと共通となるCMF-Bプラットフォームで開発されることは当然のことながら、ルノー・キャプチャーとほとんど変わらない仕上がりとなった。生産についても、ルノーによってスペインのバリャドリード工場で行われることになり、OEM車種としてのラインアップとなる。

ルノー キャプチャー

ルノー キャプチャー

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なおアッパーグリルのデザインについては、三菱の独自設計が採用された。スリーダイヤがフロントセンターに置かれ、同社のデザインコンセプト「ダイナミックシールド」によるメッキ柄でヘッドランプへと繋がる左右のラインが装飾される。

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新型ASXに搭載されるパワートレインは4種類が発表されており、以下の通り。

  • 1.6Lガソリン PHEV 10.5kWhバッテリー
  • 1.6Lガソリン HEV 1.3kWhバッテリー
  • 1.3Lガソリンターボ MHEV 6速MT/7速DCT
  • 1.0Lガソリンターボ 6速MT(日本仕様RVRへの導入の可能性は低い?)

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RVRのフルモデルチェンジとして日本導入も期待

日本市場のRVRについては、2010年にフルモデルチェンジ発売された3代目モデルが販売中となっている。2017年には、ダイナミックシールドを取り入れるなどのマイナーチェンジも施されてきたが、12年以上にわたって基本設計が変えられていない。今回の新型ASX発表により、日本仕様RVRも同様にフルモデルチェンジされることが期待される。

新型ASX(RVR)の主な装備

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  • スライド式リヤシート
  • スマートフォン連携ディスプレイオーディオ
  • ドライブモード「マルチセンス」
  • レーダークルーズコントロールシステム[ACC]と車線維持支援機能を組み合わせた高速道路同一車線運転支援機能「マイパイロット」

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RVR 一部改良を実施 2023年2月

三菱「RVR」の一部改良が2023年2月24日に実施され発売された。

今回の改良のポイントとして、第一に挙げらるのが、安全装備の充実である。上級グレードに標準装備されていた後側方車両検知警報システム(レーンチェンジアシスト機能付)[BSW/LCA]、後退時車両検知警報システム[RCTA]が「M」グレードにも標準装備となった。さらに、SRSサイド&カーテンエアバッグを全車に標準装備することで、安全性が向上している。

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2つ目の改良のポイントは、寒冷地仕様の改善である。これまで4WD車のみ標準装備であった寒冷地仕様を2WD車にも採用し、全車標準装備とすることで、冬場の利便性が向上した。

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3つ目の改良のポイントは、「M」グレードの外観変更である。ドアミラーをターンランプ付きに変更した他、ホイールアーチモールの追加や、サイドガーニッシュのメッキ加飾追加など、「G」グレードと同様の外観とすることで質感の向上が図られた。

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メーカー希望小売価格(消費税10%込み)は以下の通り。

  • Mグレード 2,306,700円(2WD)、2,534,400円(4WD)
  • Gグレード 2,470,600円(2WD)、2,698,300円(4WD)
  • BLACK Edition 2,604,800円(2WD)、2,832,500円(4WD)

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RVRの一部改良 2021年7月

三菱自動車のコンパクトSUV、RVRが一部改良を受けて2021年7月15日発売された。

三菱RVR

現行型RVRは2010年に発売された3代目モデル。基本構造は相当古いモデルであるが、2017年には三菱の最新デザインであるダイナミックシールドを導入するマイナーモデルチェンジを受けており、見た目上は新しいモデルらしい装いとなっている。

今回の一部改良では、エクステリアについては新色の「ホワイトダイヤモンド」が従来色の「ホワイトパール」からリプレイスされるものの、大きな変更点は無し。

RVR ホワイトダイヤモンド

RVR ホワイトダイヤモンド

インテリアでは「BLACK Edition」に装着されているコンビネーションシートの座面及び背もたれ面のスウェード調素材に撥水機能を追加。さらに、フロアコンソールボックス後席側に充電用USBポート(Type-A/C)が装備された。

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また、安全装備が充実され、「G」及び「BLACK Edition」に、これまでメーカーオプションであった後側方車両検知警報システム(レーンチェンジアシスト付)[BSW/LCA]、および後退時車両検知警報システム[RCTA]が標準装備化されている。

RVRリアコンビネーションランプ

パワートレインは1.8L NA ガソリン車のみで、トランスミッションはCVT。

FFモデルの車両価格は、「M」が214万3900円、「G」が236万9400円、「BLACK Edition」が250万3600円で、4WDモデルはそれぞれ24万0900円アップで設定される。

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RVRのフルモデルチェンジ まとめ

まとめ更新日: 2024/02/14

  • RVRは2024年4月に国内向け生産終了でカタログ落ちへ
  • 海外向けの生産は継続
  • 欧州ASXがフルモデルチェンジ
  • 新型ASXは、ルノー・キャプチャーのOEM車種で2023年3月より欧州発売
  • 日本発売の時期未定

新型ASX(RVR) エンジンラインナップ

  • 1.6Lガソリン PHEV 10.5kWhバッテリー
  • 1.6Lガソリン HEV 1.3kWhバッテリー
  • 1.3Lガソリンターボ MHEV 6速MT/7速DCT
  • 1.0Lガソリンターボ 6速MT(日本仕様RVRへの導入の可能性低い)

新型ASX画像

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