ミラージュが復活し来夏発売、東京モーターショーに出展

三菱

新型ミラージュが三菱のグローバル・コンパクトカーとして発売予定

コルト後継とも言われ報じられてきた三菱の次世代コンパクトカー。
ミラージュを正式車名として、来年2012年の夏にもデビューすることになった。
なぜコルトの車名を捨ててミラージュの名称を復活させたかについて、これは車格の違いによるものと説明している。
現行コルトは日本市場をターゲットにした上級コンパクトカーの位置付けになっているのに対し、新型ミラージュのメインマーケットはアジアの新興国。
ミラージュは日本でも販売されるものの、基本的には新興国向けの車種というわけだ。
新型ミラージュのボディは全長3710mm×全幅1665×全高1490mmとコルトと比べて一回り小さく、いわゆるグローバルコンパクトカーのサイズとなる。
日本市場向けモデルには設定されない、廉価グレードも新興国市場では用意されるはずだ。

ただし日本市場では実質的にコルトの後継となることや、コンパクトカーにも上質感を求めるニーズが高まっている事情がある。
新型ミラージュにおいても、室内の上質感についてはコルト同様にクオリティを高めていくようで、インパネの質感にもこだわりのある素材が使われる。

車両価格は約110万円~になると現在のところ報じられているが、同じグローバル・コンパクトカーのライバルである日産・マーチが999,600円~であることと比較すれば高過ぎる。
実際には、発売直前になって100万円前後のモデルを正式発表するのではと予想する。

新型ミラージュの生産はタイの新工場で行われる予定。
洪水の影響が心配だが、順調に進捗すれば3月にも生産を開始する見込みだ。
小排気量+グローバルコンパクト+CVT+アイドリングストップ、さらにタイ生産の輸入車となることから、三菱の新型コンパクトカーはマーチのOEMではとも憶測されることがあったが、新型ミラージュは三菱自動車の自社開発、自社生産による車種であることを念のため伝えておく。

この新型ミラージュ、東京モーターショーにて、ほぼ市販モデルに近い車両が世界初出展されるとうことだ。

ミラージュの燃費は、軽量化と新型3気筒エンジンで30km/Lを達成

新型ミラージュに搭載されるパワーユニットは新開発された3気筒エンジンが採用される。
排気量は、1.0Lと1.2Lがあるようだが、現在のところ日本に導入されるのは1.0Lのみの可能性が高い。
ボディはかなりの軽量化がされるようで、車両重量はクラス最軽量となると発表されている。
つまり、マーチの940kgを下回る重量となることが期待でき、そうなると日本の道路では1.2Lエンジンはオーバースペックで税金の面からも不利。
売れ筋の1.0Lエンジンに的を絞ったラインアップになるということだろう。
新型ミラージュの燃費性能は、この新型の3気筒MIVECエンジン、CVT、軽量化、アイドリングストップにより、10・15モードで30km/Lを達成。
マーチの26.0km/Lと比較しても、燃費性能は優れたものになることがわかる。

新型ミラージュは、小さな車体ながらも客室は広々。
ラゲッジスペースの広さは標準的なレベルをキープしている。
後席を倒した時に荷室がフルフラットにならないことがややデメリットか。

タイトルとURLをコピーしました