メルセデスベンツのSクラスクーペ コンセプト、フランクフルトモーターショー
先月9月はフランクフルト国際モーターショー2013が行われた。なかでもメルセデスベンツは本国ドイツ開催というだけあって、最もプロモーションに力を入れていたブランドと感じた。会場東口に入ってすぐの2号館はグループブランドのAMGとスマートを含めた巨大なメルセデス棟となっていた。
その中で今回ワールドプレミアということでメインに位置付けられたモデルこそが、コンセプトSクラスクーペである。
Sクラスクーペは市販化が確実視されるモデル、威圧感のあるフロントデザインが特徴
これまでSクラスを基本にしたクーペモデルといえば、CLクラスの中で販売されていたが、今後はSクラスクーペとして展開されるようである。既に2013年5月に新型が発売された6代目のSクラスに、Sクラスクーペがラインナップされることが見込まれており、コンセプトカーと言えど市販化が確実なモデルである。
コンセプトSクラスクーペの外観は、どこから見ても美しい絶妙なデザインバランスの流線型。特に、バンパーよりも前に突き出たフロントグリルが、メルセデスエンブレムとともに印象的なフロントフェイスを造り出している。ボディサイズは全長5050mm×全幅1958mm×全高1409mmで、ホイールベースが2945mm。インテリアには12.3インチの大型モニターを中心に据える。
コンセプトSクラスクーペに搭載されるパワートレインは、4.6L V8気筒のツインターボチャージャーエンジン。最高出力455ps、最大トルク71.4kgmというパワフルな仕様である。インテリジェントドライブなどのメルセデスベンツの誇る最新鋭システムの搭載も決定している。
走行テスト中のプロトモデルも目撃されており市販化発表が待ち遠しい。