Gクラス中核のG550は、新開発M176エンジン搭載で最高出力422ps
メルセデスベンツのフラグシップクロスカントリーモデル、Gクラスが一部改良され大阪モーターショー2015で発表された。
Gクラス日本仕様は4モデルがラインアップされ、今回の一部改良ではそのいずれもがパフォーマンスアップを果たした。
まずは、G350dとしてV6 3.0L直噴ディーゼルターボエンジン搭載モデルは最高出力245ps(一部改良前から+34ps)、最大トルク600Nm(同+60Nm)のスペックとなった。車両価格は1070万円からとなる。
中核モデルのG550は新開発のM176エンジンを搭載。このユニットはメルセデスAMG GTあるいはメルセデスAMG C 63に搭載されてきたAMG V8 4.0L直噴ツインターボエンジンをベースに開発されたものである。そのパフォーマンスは最高出力422ps(一部改良前から+34ps)、最大トルク610Nm(同+80Nm)となる。2基のターボチャージャーをV型エンジンのバンク内側に設置するホットインサイドVレイアウトの採用により小型化と吸気経路の最適化が施されている。フリクション低減策ではシリンダー内壁にスチールカーボン材をコーティングするナノスライド摩擦低減加工を採用するなど最新技術が盛り込まれた。
サスペンションでは、ボタン操作により「C」コンフォートと「S」スポーツの2タイプの切り替えが可能な電子制御式油圧アダプティブダンピングシステムが採用される。
車両価格は1470万円から。限定50台の特別外装色、G550エメラルドブラックリミテッドも設定され、こちらは1490万円からとなる。
メルセデスAMG Gもパフォーマンスアップ、車両価格1900万円から
AMGモデルについては、メルセデスAMG G 63がV8 5.5L直噴ツインターボエンジン搭載で最高出力571ps(一部改良前から+27ps)となる。車両価格は1900万円から。
最上級のメルセデスAMG G 65はV12 6.0L ツインターボエンジンが搭載され、最高出力630ps(一部改良前から+18ps)となる。車両価格は3470万円から。
以上、車両価格はいずれも消費税込である。