新型Aクラス、全長、ホイールベースが伸ばされてスポーティに
メルセデスベンツ・Aクラスのフルモデルチェンジが、2018年2月にオランダで行われた。その翌月のジュネーブモーターショーでも新型が出品され、多くのファンが実車に触れることができた。
新型Aクラスは既に欧州の一部で正式発表を済ませたばかり。日本発売は2018年夏頃になる見込みとなっている。
新型Aクラス、ボディサイズが拡大され車両価格はアップか、400万円前後予想
先代型からボディサイズは拡大され、全長4419×全幅1796×全高1440mm、ホイールベースが2729mmとなり、Cセグメントいっぱいにまで拡大された。キャビン、ラゲッジスペースに余裕が与えられ立派となった。
これに伴い車両価格的にもエントリークラスを卒業している。新型Aクラスは本国ドイツでは3万0231.95ユーロからに設定されており、これはBクラスが約2万6638ユーロ、GLAが約2万8941ユーロ、CLAクーペが約2万9679ユーロといったものよりも高額な価格設定となる。CLAシューティングブレークの約3万0274に近く、すぐ上にはCクラスの約3万1868ユーロが迫るという状況だ。
メルセデスベンツ日本のラインアップでは、従来型Aクラスに298万円のバーゲンプライスの設定がありエントリーモデルとして目立っている。新型AクラスはCLA並の価格ということであれば400万円前後のスタート価格が予想される。
エクステリアでは、全長、ホイールベースが伸ばされた分、スポーツハッチバックの雰囲気を強めている。ヘッドランプは小さくシンプルとなり、特にスポーティさを感じさせる部分である。
ヘッドランプの押し出し感が抑えられ、小ぶりにシャープとなったのは、この新型Aクラスに限ったことではなく、すぐ隣でワールドプレミアとなったメルセデスAMG-GT 4ドアクーペでも同様の傾向があり、メルセデスの新世代デザインの方向性であると考える。
エンジンは3種類用意される。A200は、直4 1.4Lガソリンターボの搭載で最高出力163ps、最大トルク25.5kgmのパフォーマンス。A180dは、直4 1.5Lディーゼルで最高出力116ps、最大トルク26.5kgm。上級のA250は、新開発の直4 2.0Lガソリンターボの採用で、最高出力224ps、最大トルク35.7kgmとなる。トランスミッションは欧州向けには一部MT車が設定されるが、これを除き7速DCTが採用される。