RX-8の最終モデルSPIRIT Rが発売

マツダ

RX-8の特別仕様車SPIRIT Rが発売される

マツダは2012年6月を以ってRX-8の生産を終了させる計画で、このSPIRIT RがRX-8として最後の特別仕様車となる。
SPIRIT Rというグレード名は、かつてRX-7の最終モデルに使われたもの。
このモデルがRX-8として最後であることを意味している。

RX-8 SPIRIT Rの概要

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RX-8 SPIRIT Rは、6MTのタイプRSと6ATのタイプEをベースとした特別仕様車。
標準装備としては、専用シート、専用のゴールド塗装されたアルミホイール、レッド塗装のプレーキシャリパー、カーテンエアバッグが採用されるほか、6MT車にはレカロシートが付く。
2011/11/24からの発売が予定されている。
価格設定は6MTが325万円~、6ATが312万円~。装備とプレミアム感の割にはリーズナブルと言える。
後継のRX-9の発売はしばらく無いので、欲しいなら今が買い時だろう。

RX-8の生産停止

RX-8の生産停止は2013年という話もあったが、2012年6月に決定したようだ。
生産停止が早まった原因としては、ヨーロッパでの排ガス基準の未達成、北米では円高ドル安による採算性の悪化といったことが考えられる。
すでに北米工場では生産を中止しており、広島の本社工場でも来年6月には生産を停止することになる。
しばらくはRX-8を購入することはできるが、生産停止に向けてラインアップは縮小され、グレードはこの特別仕様のSPIRIT RとタイプG(6AT)のみとなる見込みだ。

次期ロータリーエンジン搭載モデルはどうなる?

RX-8が生産停止となると、後継車種とされるRX-9の開発進捗が気になる。
世界的な環境指向が強まる中、ロータリーエンジンを取り巻く状況は決して楽観できるものではない。
一つ確かなことは、次世代ロータリーエンジンである16Xの開発は継続されていること。
排気量は800cc×2となるようだ。
マツダの山内孝CEOは、「今後もロータリーエンジンの研究・開発を継続していきます」とコメントしており、後継のRX-9への期待が高まる。
ただし、スカイアクティブプロジェクトが遂行中のマツダでは、ロータリーエンジン開発への予算は相当削られ、開発スタッフも減っている厳しい現実があるようだ。
RX-9の発売時期は少し先になり、早くとも2014年頃になるという読みが多い。

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