マツダで進められるブランドイメージ向上策、グローバルネーム国内採用へ
マツダではアクセラ後継のMAZDA3の販売が始まっている。
そして、MAZDA3に限らず、今後のマツダの国内向けラインアップは、モデル名がグローバルネームに統一されていく予定。
2019年の夏から秋にかけて予定されているマイナーモデルチェンジで、MAZDA2、MAZDA6が国内導入される見込みとなっている。
デミオはマイナーモデルチェンジでMAZDA2に改名
BセグメントのMAZDA2は、これまで国内向けにはデミオのモデルネームが使われてきたが、これが廃止される。
2019年秋にマイナーモデルチェンジが予定されており、このときに国内デミオはグローバルネームのMAZDA2に切り替わる見込み。
現行デミオのパワートレインは、2014年の発売時に設定されていたSKYACTIV-G 1.3Lが廃止。現在はSKYACTIV-G 1.5LとSKYACTIV-D 1.5Lの2種類がラインアップされている。上級エンジン採用モデルに絞ったことで、プレミアムコンパクトのイメージが強化されてきた。
それでもSKYACTIV-D 1.5Lは、既に搭載されるモデルが現行のデミオだけとなっている。これがマイナーモデルチェンジ後の新型MAZDA2に切り替わっても継続されるかは、疑問視されるところ。新型MAZDA2からは、CX-3、MAZDA3などと同様にSKYACTIV-D 1.8Lが採用される可能性が考えられる。
アテンザはMAZDA6へ、次期型はFRプラットフォーム、直6ユニット開発中
2019年夏にアテンザのマイナーモデルチェンジが予定されており、このときに国内向けモデルもグローバルネームのMAZDA6に改名される予定となっている。
技術面では、CX-5とCX-8で先行して導入されてきたG・ベクタリングコントロールプラスが採用される。
MAZDA6は、フルモデルチェンジに向けての開発も進行中。しかし発売時期はもう少し先となりそう。
マツダの新世代商品は、大きく2つのグループ、スモールアーキテクチャとラージアーキテクチャに分けられる。
スモールアーキテクチャは既に発売となったMAZDA3を中心とするグループ。ラージアーキテクチャは、アテンザ、CX-5以上のボディサイズを持つ商品群でFRプラットフォームで開発中となっている。
そのなかで用意される上級エンジンも概要が見えてきた。
ガソリンは直列6気筒のSKYACTIV-X。
ディーゼルも直列6気筒のSKYACTIV-Dで、
いずれも48Vシステムのマイルドハイブリッドとなる見込み。
これまでのBMWに対抗する商品となりそう。
2017年の東京モーターショーで公開されたMAZDA VISION COUPEは、FRらしい長いノーズが特徴的であった。これは次期MAZDA6あるいは、その上級に置かれるニューモデルのデザインスタディであると考えられている。