アクセラがマイナーモデルチェンジ、1.5Lディーゼル搭載モデルは約230万円から
今夏はアクセラのマイナーモデルチェンジが2016年7月4日に予定されている。なかでもスカイアクティブD-1.5エンジン搭載モデルが新規に設定されるということであった。その1.5Lディーゼルエンジン搭載車の車両価格は、XDが230万3460円、XDプロアクティブ243万円。XD Lパッケージが265万9200円に設定される見込み。駆動方式は2WDで、5ドアハッチバックボディのアクセラスポーツのみに用意される。
(写真はスカイアクティブD-1.5搭載のMAZDA3 欧州仕様)
1.5Lディーゼル車の投入でアクセラの販売が再加速、スポーツ2WDのみに設定される
近年、マツダの躍進が顕著であるが、その要因の一つとなっているのが新世代クリーンディーゼルエンジンのスカイアクティブDである。CX-5発売の2012年にまで遡って話をすれば、排気量2.2LのスカイアクティブDがデビューしたのがこの時。失礼な言い方をすれば、CX-5はマツダのミドルクラスSUVとしては想定外とも言える好受注を記録しており、その受注の殆どがスカイアクティブD-2.2搭載モデルであった。
その後、スカイアクティブD-2.2はアテンザ、アクセラにも搭載され、さらに小排気量のスカイアクティブD-1.5をデミオ、CX-3に搭載し販売されてきた。ただし、アクセラの2.2Lディーゼルに関しては、かつての2.3Lガソリン車のポジションを引き継いだ格好となり、一般的なユーザーからすればオーバースペックである。そういったこともありアクセラはスカイアクティブD-2.2搭載車の販売台数が伸びなかった。スカイアクティブD-1.5搭載車の発売が待たれる状況となっていた。
スカイアクティブD-1.5搭載のアクセラに設定された約230万円からという車両価格も挑戦的に感じる。モデルサイクル後半に差し掛かったアクセラが再び販売台数を伸ばすことが予想される。