アテンザが好受注とリコール対応のため納期に遅れ、クリーンディーゼルが人気

マツダ

アテンザの納期がリコール対応によって更に遅れている

マツダのアテンザは昨年2012年11月にフルモデルチェンジを果たし、販売が非常に好調であった。ただし、気になるのは3月26日に発表されたリコールについて。これがアテンザの納期をさらに遅くしているようで、納車まで約4ヶ月待ちとなっている
※ 2013/5/17の発表によると、ディーゼル車が2013年6月下旬~7月以降、ガソリン車が2013年6月中旬以降の工場出荷ということで、納期は大幅に改善しています。

(写真は上海モーターショー2013に出展された新型アテンザ)
アテンザ 上海モーターショー 2013
アテンザ 上海 2013

アテンザのリコールはガソリン、ディーゼル両方が対象、人気はディーゼル車

新型アテンザのリコールの内容は、マツダとしては初採用となった減速エネルギー回生システム「i-ELOOP」におけるDC-DCコンバータの不具合となっている。これは蓄電電圧を12Vへ降圧させるための回路であるが、その中で使われているコンデンサに不具合品が含まれており火災が発生する可能性があるとのこと。国内では不具合報告が今のところ無いが、リコール対応ということになり対策品への交換を実施している。
マツダではこの対応に追われ、好受注のためやや遅れ気味だったアテンザの納期が更に遅れる事態となっているようだ。
なお、ディーラーによる受注受付はこれまで通り行われている。通常より納期まで時間が掛かってしまうが、絶賛発売中とのことだ。
新型アテンザ 上海モーターショー2013
アテンザはガソリン車とディーゼル車の2タイプの選択が可能だが、今回のリコール対象となるのは両方である。さらに付け加えるなら、人気があるのはディーゼル車の方で全受注の8割程度を占めるほどとなっている。このマツダがスカイアクティブDと名付けている2.2Lのクリーンディーゼルエンジンは、高価なNOx除去触媒を使わずして、排ガス規制をクリアすることに成功しているのが特徴だ。

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