マツダが新型アテンザの画像を公開、i-ELOOP搭載で燃費性能が向上
マツダは新型アテンザの市販車画像を公開した。
これまでマツダが公開してきたYouTube動画では、新型アテンザのディテールデザインを確認することができたが、今回の画像では全体のフォルムが判別可能になった。デザイン評価の高かったコンセプトカーTAKERIのイメージ通りに仕上がったかどうかで賛否両論がありそうだ。
また、2012年8月29日から9月9日まで開催されるモスクワモーターショーでは、セダンのMAZDA6が先行してワールドプレミアを迎えることになった。残りのスポーツとワゴンについては、9月30日からのパリモーターショーで公開される予定だ。
新型アテンザは、これまでマツダが実用化してきたスカイアクティブテクノロジーの全てが詰まったフルスカイアクティブとなり、プラットフォーム、エンジン、トランスミッション、ボディの全てが最新コンポーネントで構成される。
さらに新型アテンザから初導入となる新技術、減速エネルギー回生システム「i-ELOOP(アイ・イーループ)」も注目したい。これはキャパシタを使った充放電効率を高めるシステムである。従来から使われている鉛バッテリーは化学変化を伴った方式であるため、頻繁に切り替わる充放電が得意ではない。そこにキャパシタを追加することで、鉛バッテリーの欠点を補う仕組みになっている。このi-ELOOPの装備によって、オルタネーターによるエンジン負荷が軽減され燃費性能および加速性能は向上する。
(下の写真は2011年の東京モーターショーで公開されたコンセプトカー雄-TAKERI)
新型アテンザに2.5Lの直噴ガソリンは搭載されるのか
今回の画像公開により、新型アテンザの全貌が見えつつある。残る問題の一つは、2.5Lのガソリンエンジンモデルがどうなるかである。現在のところ導入が確実視されているエンジンは、CX-5と共通となるディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 2.2」と、モスクワモーターショーで搭載予定の直噴ガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.0」である。現行アテンザのラインアップでは2.5Lガソリンエンジンが存在するのだが、これのスカイアクティブ化が実現するのかが注目されている。
上の写真はCX-5。新型アテンザのインストルメントパネル及びナビ回りはCX-5とほぼ同じデザインになる。