CT200h来春フルモデルチェンジへ、新型1.8L THSⅡを採用
最近のレクサスでは、新型LCシリーズや次期LSシリーズを予告するコンセプトモデルなど上位モデルの動きが激しかった。一方でエントリーモデルのCTシリーズについては2017年春頃を目処にフルモデルチェンジされる見込みとなっており、これから注目されることになる。
CT200hはCセグメントクラスを守備範囲とするレクサスの入門モデル。5ドアハッチバックのボディ形状で、ライバルとしてはメルセデス・Aクラス、BMW 1シリーズといったドイツ系プレミアムブランドのエントリーモデルが挙げられる。
新型THSⅡは他モデルへも波及、しばらくはプリウスの生産に力が注がれる
現行CT200hに搭載されるパワートレインは、先代型プリウスと同タイプの1.8LのTHSⅡで2ZR-FXE型と呼ばれるもの。このTHSⅡは、昨年のプリウスのフルモデルチェンジで新世代型が導入されていおり、燃費特性が大幅に向上している。1.8LのTHSⅡは他に、オーリス、ノア、ヴォクシー、エスクァイアにも採用されているが、現在のところ新世代型が導入されているのはプリウスのみ。次に導入されるのはレクサスCTということになり、来春頃に実現されるだろう。
新世代THSⅡへの切り替えペースが遅いようにも感じるが、新型プリウスが月販2~3万台ペースで販売されている現状を考えると、他モデルにまで手が回らないということだろうか。特にオーリスハイブリッドについては、日本仕様は発売されたばかりとなっており、おそらくフルモデルチェンジまで新世代THSⅡの導入がされそうにない。