ホンダ次期バモスが開発中、N-BOXとの差別化はどうなる
現行バモスは1999年に発売された2代目モデルであった。販売期間19年となる2017年のタイミングでフルモデルチェンジを受ける計画となっている。
バモスは軽商用ワゴンのアクティバンをベースに、乗用車向け装備が与えられたモデル。このアクティバンも1999年から基本構造を変えることなく販売が続いており、バモスと同時にフルモデルチェンジされる見込みである。
次期バモスはFF化、パワートレインはようやく最新型に切り替わる
次期バモス、次期アクティバンの大きな変化は、エンジン搭載位置の変更にある。現行型はミッドシップ(MR)レイアウトが採用されるが、次期型はオーソドックスなFFレイアウトとなる。ホンダの新世代軽自動車であるNシリーズのシャシーをベースに開発されていることが予想される。
パワートレインも最新型に切り替わる。特にトランスミッションについては、現行型は2WD車が3ATと5MT、4WD車が4ATと5MTといった設定で、一昔前のメカニズムのままだ。Nシリーズ同様にCVTが採用されるはず。アクティに関しては5MTの維持が期待される。
そして車名についても、販売が好調なNシリーズにあやかり、N-○○に改名される可能性がある。
Nシリーズでは既にN-BOXとして、軽トールワゴン車がラインアップしており、その全高は1780mm。現行バモスの全高は1755mm、現行アクティバンはハイルーフ仕様のため1880mmとなっている。次期バモスがFF化されることになると、室内のパッケージングもN-BOXに近くなりそうである。複数の軽トールワゴンモデルがどういった差別化でラインアップされるのかも注目していきたい。