次期S2000は2015年発売計画、新型N ONE契機にホンダ車デザインに変化
ホンダではS2000後継車の開発がスタートしている。ホンダはスポーツカーの最高峰として2014年にはNSXを復活。さらに気軽に所有できるエントリースポーツカーとしてビート後継車を軽自動車規格でこれも2014年に投入する予定である。そして、これらの間に属する2.0LクラスのスポーツカーとしてS2000の復活を2015年に計画している。
(写真は、S2000の2005年モデル)
そんなS2000のエクステリアデザインには、今月2012年11月にデビューしたばかりの新型軽自動車N ONEがモチーフになるという。そっくりそのままというわけではないが、丸目ヘッドライトと大きく空いたグリルという特徴的なデザインは、新しいホンダの顔として、次期S2000への採用が検討されている。
S2000復活には、まだまだネガティブな要素も残る
今年2012年に発売した86とBRZの成功により、2.0Lスポーツカー市場への再評価が自動車メーカー各車によってされつつある。S2000の復活説はこれまで幾度となく報じられてきたが、今回こそは本物というのが最近の流れである。
しかし一方で、市販化の実現性には、まだまだ疑問を唱える声もあるのも事実。というのも2009年に絶版となった先代S2000がセールス的に成功しなかったというのが、ホンダ社内でもネガティブな要素として残っているようだ。特に販売現場に近いセクションからの反発は強く、N BOXシリーズ、N ONEと新型軽自動車の販売が絶好調である中、台数の売れないスポーツカー販売による負担増を嫌がる声がある。
(写真は軽スポーツ、ビート後継車コンセプト)