次期S2000を計画、NSXとS660の間を埋めるホンダ本命のスポーツカー
S2000は1999年から2009年まで販売されたFRスポーツクーペ。その後継モデルの開発がホンダで行われている。その発売時期としては2017年が予測される。
(写真は従来型S2000)

ホンダは2015年よりF1復帰を果たし、再度スポーツイメージの向上に積極的となっている。そんな中、フラグシップスポーツカーのNSXをモデル復活させており、日本市場に向けても2015年10月より開催される東京モーターショーで発表される計画となっている。また、軽自動車セグメントにおいてもS660を2015年3月に発売させたばかりである。
(写真は新型NSX)

もちろんこれらのハイエンドモデルとローエンドモデルの2車種を市販化させただけで終わるわけがなく、次に計画されているのがS2000の復活である。
(写真は新型S660)

次期S2000は2.0L VTEC-TURBOを搭載、ハイブリッドシステムSH-AWDの採用で高級スポーツカーとなる
(写真は2.0L VTEC-TURBOエンジン)

次期S2000への搭載が予想されるエンジンは、2.0L VTEC-TURBOとなる。このユニットはシビックタイプRにおいて市販デビューしたばかりとなっており、最高出力310ps、最大トルク40.8kgfmというパフォーマンスが発表された。シビックタイプRはFF車であるが、S2000は次期モデルでもFRベースとなることが予想されるため、この2.0L VTEC-TURBOユニットはS2000では縦置きに搭載されることになるだろう。
(写真は新型シビックタイプR)

さらに、フロントドライブはNSXのシステムを流用した左右独立モーター駆動のSH-AWDが採用される可能性が高いとされている。つまりハイブリッドシステムの搭載で、そうなると車両価格は跳ね上がることになり、先代モデルの400万円前後の価格帯に収まるのは難しいだろう。SH-AWD無しで軽量かつ低価格としたFRモデルのラインアップも期待したいところだ。
#1
匿名さん2018/03/03(Sat)06:47:14
もうNA無しか
#2
匿名さん2018/10/25(Thu)17:07:04ID:JiNDY5NjDY
こういうクルマこそNA
車名 | S2000 | S2000 |
代表グレード | ベースグレード | タイプS |
発売日 | 2007年10月 | 2007年10月 |
型式 | ABA-AP2 | ABA-AP2 |
ボディ形状 | 2ドア オープン | 2ドア オープン |
乗員定員 | 2名 | 2名 |
全長(mm) | 4135 | 4135 |
全幅(mm) | 1750 | 1750 |
全高(mm) | 1285 | 1285 |
ホイールベース(mm) | 2400 | 2400 |
トレッド 前(mm)/後(mm) | 1470/1510 | 1470/1510 |
室内長(mm) | 800 | 800 |
室内幅(mm) | 1350 | 1350 |
室内高(mm) | 1055 | 1055 |
車両重量(kg) | 1250 | 1260 |
エンジン型式 | F22C | F22C |
シリンダー配列 | 直列4気筒 | 直列4気筒 |
排気量(cc) | 2156 | 2156 |
シリンダー内径(mm)×行程(mm) | 87.0×90.7 | 87.0×90.7 |
最高出力 | 242ps(178kW)/7800rpm | 242ps(178kW)/7800rpm |
最大トルク | 22.5kg・m(221N・m)/6500〜7500rpm | 22.5kg・m(221N・m)/6500〜7500rpm |
圧縮比 | 11.1 | 11.1 |
過給機 | NA | NA |
燃料タンク容量(L) | 50 | 50 |
使用燃料 | ハイオクガゾリン | ハイオクガゾリン |
JC08モード燃費(km/L) | | |
サスペンション(フロント) | ダブルウイッシュボーン式 | ダブルウイッシュボーン式 |
サスペンション(リア) | ダブルウイッシュボーン式 | ダブルウイッシュボーン式 |
ブレーキ(フロント) | ベンチレーテッドディスク | ベンチレーテッドディスク |
ブレーキ(リア) | ディスク | ディスク |
タイヤサイズ(フロント) | 215/45R17 87W | 215/45R17 87W |
タイヤサイズ(リア) | 245/40R17 91W | 245/40R17 91W |
最小回転半径(m) | 5.4 | 5.4 |
トランスミッション | 6MT | 6MT |
駆動方式 | FR | FR |
消費税込み車両価格 | 3,864,000円 | 3,990,000円 |
車名 | S2000 | S2000 |
代表グレード | タイプV | ジオーレ |
発売日 | 2005年11月 | 2002年10月 |
型式 | ABA-AP2 | LA-AP1 |
ボディ形状 | 2ドア オープン | 2ドア オープン |
乗員定員 | 2名 | 2名 |
全長(mm) | 4135 | 4135 |
全幅(mm) | 1750 | 1750 |
全高(mm) | 1285 | 1285 |
ホイールベース(mm) | 2400 | 2400 |
トレッド 前(mm)/後(mm) | 1470/1510 | 1470/1510 |
室内長(mm) | 800 | 800 |
室内幅(mm) | 1350 | 1325 |
室内高(mm) | 1055 | 1055 |
車両重量(kg) | 1270 | 1240 |
エンジン型式 | F22C | F20C |
シリンダー配列 | 直列4気筒 | 直列4気筒 |
排気量(cc) | 2156 | 1997 |
シリンダー内径(mm)×行程(mm) | 87.0×90.7 | 87.0×84.0 |
最高出力 | 242ps(178kW)/7800rpm | 250ps(184kW)/8300rpm |
最大トルク | 22.5kg・m(221N・m)/6500〜7500rpm | 22.2kg・m(218N・m)/7500rpm |
圧縮比 | 11.1 | 11.7 |
過給機 | NA | NA |
燃料タンク容量(L) | 50 | 50 |
使用燃料 | ハイオクガゾリン | ハイオクガゾリン |
JC08モード燃費(km/L) | | |
サスペンション(フロント) | ダブルウイッシュボーン式 | ダブルウイッシュボーン式 |
サスペンション(リア) | ダブルウイッシュボーン式 | ダブルウイッシュボーン式 |
ブレーキ(フロント) | ベンチレーテッドディスク | ベンチレーテッドディスク |
ブレーキ(リア) | ディスク | ディスク |
タイヤサイズ(フロント) | 215/45R17 87W | 205/55R16 89V |
タイヤサイズ(リア) | 245/40R17 91W | 225/50R16 92V |
最小回転半径(m) | 5.4 | 5.4 |
トランスミッション | 6MT | 6MT |
駆動方式 | FR | FR |
消費税込み車両価格 | 3,990,000円 | 3,680,000円 |
過去記事(2012/11/22)
S2000後継車がN-ONE調 丸目ヘッドライトのエクステリアデザインを検討
次期S2000は2015年発売計画、新型N ONE契機にホンダ車デザインに変化
ホンダではS2000後継車の開発がスタートしている。ホンダはスポーツカーの最高峰として2014年にはNSXを復活。さらに気軽に所有できるエントリースポーツカーとしてビート後継車を軽自動車規格でこれも2014年に投入する予定である。そして、これらの間に属する2.0LクラスのスポーツカーとしてS2000の復活を2015年に計画している。
(写真は、S2000の2005年モデル)

そんなS2000のエクステリアデザインには、今月2012年11月にデビューしたばかりの新型軽自動車N ONEがモチーフになるという。そっくりそのままというわけではないが、丸目ヘッドライトと大きく空いたグリルという特徴的なデザインは、新しいホンダの顔として、次期S2000への採用が検討されている。
(写真は新型N ONE)

S2000復活には、まだまだネガティブな要素も残る
今年2012年に発売した86とBRZの成功により、2.0Lスポーツカー市場への再評価が自動車メーカー各車によってされつつある。S2000の復活説はこれまで幾度となく報じられてきたが、今回こそは本物というのが最近の流れである。
しかし一方で、市販化の実現性には、まだまだ疑問を唱える声もあるのも事実。というのも2009年に絶版となった先代S2000がセールス的に成功しなかったというのが、ホンダ社内でもネガティブな要素として残っているようだ。特に販売現場に近いセクションからの反発は強く、N BOXシリーズ、N ONEと新型軽自動車の販売が絶好調である中、台数の売れないスポーツカー販売による負担増を嫌がる声がある。
(写真は軽スポーツ、ビート後継車コンセプト)

過去記事(2012/08/01)
ホンダはS2000後継車の開発をスタートさせていた、2015年の発売予定
S2000の開発が再開、リーマン・ショックから復活
S2000は1999年から2009年まで販売されていたホンダのFRオープンスポーツカー。モデル末期には次期S2000へのモデルチェンジ計画も進められていたのだが、2008年のリーマン・ショックを受けて、開発は頓挫していた。今もなおホンダのミドルクラススポーツカーの枠は空いたままの状況だ。
それが最近になって、再びS2000後継車なる開発がスタートしていることが発覚した。
NSXに続き、次はS2000がリーマン・ショックからの復活を果たすホンダのスポーツカーとなりそうだ。
(写真はS2000、2007年モデル)

次期S2000の開発の障壁はコスト問題
S2000後継車のライバル車は86/BRZが挙げられるだろう。ただし、価格帯はS2000の方が上になるはず。エンジンタイプの可能性は、ハイブリッドを含めてまだ現段階では絞り込めないが、純ガソリンエンジンのFR車をまず第一候補として考える線が有力だ。
ただし、ホンダはこのクラスのFR車の生産から遠ざかっていたこともあり、流用できるコンポーネントが少ないことが開発の障壁になっているようだ。このことは86/BRZなどのライバル車に対して、開発・製造がコスト高になることを意味する。価格競争力の無い製品の市販化はスポーツカーと言えども難しいという現実がある。レジェンドのSH-AWDシステムの流用や、旧S2000用コンポーネントを改良することによる復活採用も探っているという。
(写真は2014年末から2015年初頭にかけての市販化が予定されているNSXのコンセプトカー)

S2000後継車は、まだ具体的な形が見えてきていない段階ではあるが、発売時期として2015年頃が推測されている。