新型NSXが一般発売に向けて開発進行中
今年2012年1月に公開されたNSXコンセプトの市販化に向けての動きについて続報がある。
まず、エンジンはV6 3.5L SOHCに電気モーターを追加したハイブリッドシステムになる見込み。そして発表時期の予測は当初より早くなり、2014年夏頃というのが現在のところ支配的だ。
さらに、ターボエンジン搭載のNSXタイプRの発売が検討されている。
次期NSXのパワーユニットのベースは次期アキュラRL
ホンダは、次期アキュラRL(日本名レジェンド)のコンセプトモデル、RLXコンセプトを公開済みである。そのエンジン仕様は、V6 3.5L SOCHの直噴エンジンで最高出力310ps。これにHybrid SH-AWDの電気モーター出力を加えると、トータル出力は370psとなるものであった。
次期NSXは、このRLXのシステムをベースにチューンアップが施され、エンジン単体で328ps。電気モーターもさらにパワフルなものが採用され、トータル出力で450ps程度になりそうだ。
そして、NSXタイプRの開発が検討されている。
次期NSXタイプRに搭載されるエンジンは、V6というところはノーマルと変わりないのだが、DOHC化とターボ化が加わる。そして排気量はダウンサイジングされ3.0~3.3L程度になる可能性が高いだろう。そのエンジン単体出力は450ps程度が妥当なところと考えられる。ここに電気モーターを加えてトータル出力550psと言いたいところだが、ハイブリッド化は大幅な重量増を伴うデメリットがあるため、現在のところは必ずしもハイブリッドシステムが採用されるとは言えない段階である。