ホンダ新型NSX完成市販車が日本に上陸、納車はじまる
新型NSXはホンダのフラグシップスポーツカーとして2016年8月に発売されたモデル。2370万円という車両価格にもかかわらず受注は好調で、日本向けに割り当てられた年間販売100台の計画に対し、2016年秋の段階で200台を超える受注を達成している。その完成車両を積載した第一便が横浜港に到着した。
新型NSXは米国オハイオの専用工場で生産、増産体制で年間1500台
1990~2006年の間販売された先代型NSXは国内生産ということであったが、今回の新型は米国オハイオ州に新設されたNSX専用工場であるパフォーマンス・マニュファクチュアリング・センターにて製造される。
そこには最新の生産設備と、トレーニングを受けた熟練工100名が集められており、新型NSXのハイクオリティな少数生産が実現される。それでも好受注を受けて、増産対応が取られており、計画の2倍である年産1500台体制で進められている。
米国工場が新型NSXの唯一の製造拠点ということになり、ここから世界各国に向けてデリバリーされることになる。北米や中国などACURAブランドが導入される地域ではACURA NSXとして販売される。
そして、日本向けにはホンダ NSXとして、やはり米国工場で生産された車両が輸入販売される。今回、横浜港から陸揚げされた新型NSXは、その後ホンダ埼玉製作所に送られ、ここで最終チェックを受けてから納車される予定だ。