北米国際オートショーでより市販型に近づいたNSXコンセプトが発表された
今年2013年のデトロイトモーターショーでは、昨年に登場したNSXコンセプトが更に市販モデルに近づく形で公開された。今回の見どころは初公開となった内装デザインである。ブラックのエクステリアにレッドのインテリアが映える新型NSXコンセプトとなった。
NSXはV6エンジン+3モーターのスポーツハイブリッドを採用
NSXコンセプトに採用されるパワートレインは、ミッドシップのV6直噴エンジンに1モーターを組み合わせたハイブリッドシステムと前輪の左右独立駆動を可能にする2モーター+デュアルクラッチトランスミッションにより構成される。これはホンダが「SPORT HYBRID SH-AWD(Super Handling – All Wheel Drive)」と名付けている4WDシステムであり、公開されたプロモーションビデオによると、前輪駆動だけによるEV走行モードが存在するのがわかる。
V6エンジンの排気量については公式発表は無いが3.5Lになると推測されている。
また、エクステリアデザインについても進化が見られる。フロントグリルは大きく口が開いたことで、これまでのエコなイメージから一転しエンジンの存在感を主張するスポーツカーらしいものに変わっている。リアにも小変更が加えられ、新デザインのホイールが採用された。
NSXの開発はロサンゼルスとオハイオのホンダ開発チームによって行われ、生産はオハイオの新工場で行われる見込みだ。
NSX市販モデルの発表および発売は、北米で2014年になると予測されており、その後の2015年には日本でも発売されるだろう。