ホンダNSXが遂に日本発売、北米からの輸入台数わずか年間100台程度
新型NSXの日本発表が2016年8月25日に行われる見込みとなっている。
新型NSXの主力市場として位置付けられている北米では、2016年春より現地生産がスタートしており、一足先に販売が始まっている。その車両価格は15万6000ドルからに設定されている。
新型NSXの日本仕様は2000万円オーバーか、北米生産で円高のなか割高感あり
NSXの北米発売当初は日本円換算で約1800万円と報じられることが多かったが、その後為替が円高に進んでおり、現在のレートでは約1655万円となる。円換算ではかなり値下がりしていることになるのだが、ホンダはNSX日本仕様をエントリーモデルで2000万円を超える車両価格に設定するとも噂されている。この水準のプライスであれば、北米仕様と同じオハイオ工場で生産されたものが日本へ輸入されることを考えると、相当割高感がある。
そして、日本向けに割り当てられる納入台数は年間100台程度になる見込み。
ホンダは新型NSXの生産にあたって、オハイオの事業所に新工場を設立。そこで働くスタッフも熟練工と呼ぶに相応しい者が現地で厳選され、新型NSXのラインオフに向けてトレーニングが積まれてきた。ホンダのフラグシップスポーツ、NSXの名に恥じない万全の生産体制が敷かれてきたわけが、先代型がそうであったように新型NSXも基本的にはハンドメイド生産であるため、多くの台数を生産することはできない。価格帯的にそれほど台数の出るモデルではないが、発売からしばらくの間は納期が長くなることが予想される。