ホンダ新型NSXは米国からの輸入で2016年9月に日本発売
NSXはホンダのフラグシップスポーツカーとして2016年に世界販売されるモデル。その日本発売の時期として2016年9月頃が見込まれる。
先代型NSXは日本国内の事業所にて、熟練工によるハンドメイド生産されたモデルであった。新型では、生産拠点を最新設備を持つアメリカ オハイオ州の工場に移し、2016年4月下旬にも本格的な操業がスタートする予定となっている。
新型NSXのハイブリッドは燃費性能よりもスポーツ性能の向上が主目的
新型NSXのボディサイズは、全長4470mm×全幅1940mm×全高1215mm。車体重量は1725kgという大きさで、先代型よりも二回りほど大きくなる。
新型NSXに搭載されるパワートレインは、3.5LのV6ツインターボをメインとする3モーター式のSPORT HYBRID SH-AWDとなる。モーターの内訳は、リアが47hp、フロントは36hpのモーター2基が左右独立で配置される。最大システムトータル出力は573hpで、トランスミッションとしては9速DCTが採用される。
リチウムイオンのバッテリー容量は1.1kWhとなる。アコードハイブリッドですら1.3kWhであるから、パワートレイン全体のバランスから言えば新型NSXのバッテリー容量はかなり小さい。新型NSXのSPORT HYBRID SH-AWDは燃費性能の向上よりも急加速時のモーターアシスト、あるいは左右トルク配分によるコーナリングアシストといったスポーツ性能の向上が主目的となる。そういった意味では少ないバッテリー容量も軽量化というメリットになる。
さらにスポーツ性能が強化されたタイプRの追加投入も確実視されており、今後の動きに注目したい。