NeuVがラスベガスに続き、ジュネーブモーターショーで欧州デビュー
今年のジュネーブモーターショーは、自動運転あるいは半自動運転のシステムを搭載したモデルが目立ったが、そんななかホンダはNeuVを出品した。
ホンダ・NeuVは1月にラスベガスで開催されたCES 2017(家電見本市)で初公開されたばかりのモデルで、今回のジュネーブでモーターショーデビューとなった。
NeuVは人工知能HANA+自動運転機能搭載の都市型小型EV
NeuVは自動運転機能を備えたEVコンセプトであるが、他メーカーのこういった類のモデルとの大きな違いは、人工知能技術による感情エンジンHANA(Honda Automated Network Assistant)を搭載している点にある。HANAはドライバーの感情を室内に向けられたセンサーおよびカメラによって判断し、ドライバーとの対話を可能にする。また、これらによって得られた情報により、乗客にとって最適なドライブを実現するという。つまり自動運転技術と人工知能技術の融合をイメージしたのがNeuVということになる。
NeuVの乗車定員は二名で、いわゆる超小型モビリティといったタイプの車両である。ジュネーブモーターショーでは、欧州の都市部での利用を想定した次世代の小さな乗り物も見どころの一つである。
日系メーカーではトヨタが3人乗りのi-TRILを発表し話題となったが、アクティブリーン機構で運転が楽しそうなi-TRILとは、NeuVは方向性が違うようです。