N360が2012年復活、ホンダの軽自動車

ホンダ

新型軽自動車、N360の後継がレトロデザインで復活

EV-Nは、名前の通りEV(電気自動車)として2009年の東京モーターショーに出展されていた。
実質的にN360の後継となるガソリンエンジンの軽自動車が、このEV-Nのレトロで斬新なボディデザインを引き継ぎデビューすることになる。


コンセプトモデルでは3ドアの軽自動車規格よりも小さなボディだが、市販モデルは当然、軽規格一杯まで全長×全幅は拡大するはずだ。
発売デビュー時期は2012年5月頃。
主力にはならないだろうが、EVやPHV(プラグインハイブリッド)としての市販化も期待したい。

ホンダが軽自動車の開発に本腰

新型となるN360の後継車種、未だ正式車名は発表されていないが、ここにきてようやくホンダは軽自動車にも目を向けてきた感じがある。
ここ10数年のホンダは日本市場向けのハイブリッド車や小型車、海外市場向けの大型車の開発へ重点的に投資してきた経緯があり、その間、軽自動車の開発をサボっていた部分は否めない。
軽自動車に関しては未だCVTすら装備できない状況なのだから。
より利益の大きい車種に開発力を集中させるのは、ホンダとしては当然の判断だっただろうが、長引く不況を背景に少し方針転換し、近年は軽自動車の開発にも重点を置いている。
2013年までに4車種程度の新型の軽自動車をデビューさせる計画となっている。
その中には、このN360後継の他に、タントやパレットのような背の高いトールワゴン車、ビート後継となる軽スポーツカーなどが含まれる。
燃費重視設計とされる次期N360、直接的なライバルとなるのが、間もなく発売されるダイハツのミラ・イース。
少なくともミライースのJC08モード燃費30.0km/Lを超える燃費性能を達成してデビューするはず。
燃費性能と低価格が魅力のミライースだが、ボディデザインがシンプル過ぎて味気なく、プライベートで乗るクルマとしては抵抗のあるユーザーも多いはず。
そんなユーザーもレトロデザインを取り入れたオシャレな次期N360ならば、欲しくなるのではと考える。
箱型に近いボディ形状やフィットを開発したホンダが手がけることから、室内広さや使い勝手といったパッケージング面も期待ができる。

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