ジェイドに2列シート5人乗りモデルが追加予定、2017年マイナーモデルチェンジ

ホンダ

ホンダ・ジェイドの販売テコ入れは、3列シートを外してステーションワゴン化

ホンダのジェイドに2列シート5人乗り仕様が追加される見込みとなっている。

(写真は現行ジェイド)
ジェイドRS

ジェイドはホンダのコンパクトミニバンで、3列シート6人乗り設定のモデルであった。特徴的なのが2列目シートで、前後スライドが斜め方向に移動するようになっており、前方配置では足元が狭くなる分、左右に余裕が生まれる。後方配置では足元は広くなるがタイヤスペースの関係で左右はタイトとなる。こういったキャビンスペースを最大限に活かしたホンダならではとも言えるパッケージングが売りであったが、トリッキーな構造のわりには、さほどユーザーから高評価を得ているわけでもなく、販売台数に結びついていない。

2列目シート V字スライド 3列目シート ジェイド

そんなジェイドの販売のテコ入れとなる2017年のマイナーモデルチェンジでは、あえてこのトリッキーな2列目キャプテンシートを廃止してオーソドックスな3人掛けとし、さらに3列目シートを取り除いてラゲッジスペースとした、5人乗り仕様がラインアップに追加される予定となっている。

ジェイドのようなロールーフミニバンは人気薄、VTEC-TURBOも日本市場に馴染めない

ジェイドはそもそも中国市場に特化されたモデルで、日本仕様はついでに販売された感が強い。オデッセイがハイルーフ化したように、日本市場ではロールーフミニバンが売りにくい状況にあり、やはりジェイドも日本での販売台数は芳しくなかった。

ジェイドRS インテリア

本場の中国市場では、ジェイドの2列目シート5人乗り仕様は販売初期から設定されていた。これをほぼそのままの形で日本導入すれば、新たなステーションワゴン車として容易にラインアップに加えることができ、メーカー&ユーザーともにメリットがある。ジェイドはあくまで国内市場において地味なモデルであり続けることは変わりないだろうが、販売台数としてプラスとなるだろう。

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