アキュラTLXの市販モデルがワールドプレミア、NYオートショー
アキュラTLXの市販モデルが先月4月に開催されたニューヨーク国際オートショー2014で公開された。
2014年内にも米国で発売される計画となっている。
新型アキュラTLXは、2012年まで日本で販売されたインスパイアをルーツとするモデル。これまで海外市場でTLシリーズとして販売されてきたが今回のフルモデルチェンジよりTLXシリーズに車名変更される。
インスパイアを引き継ぐアキュラTLXは、新開発トルコン付きDCTを搭載
新型アキュラTLXに搭載されるパワートレインは2タイプ用意される。直4 2.4Lエンジンは新開発の直噴 DOHC i-VTECで、トランスミッションはトルクコンバーター付きの8速DCTとなる。
CVTやトルコンATと比較して、DCTは高速でダイレクト感のあるシフトチェンジが特徴。スポーティかつ燃費性能にも優れる。しかし、低速時のギクシャク感について、とやかく言われることが多かった。
新開発トランスミッションは、トルクコンバーターを組み合わせることで、このDCTの弱点が克服されたとしている。
ホンダのDCTは、昨年2013年よりフィットハイブリッドやヴェゼルハイブリッドへ採用されたことで普及が進んだが、トラブル続きで評判が良くなかった。このトルコン付き8速DCTは、日本向け車種への採用も期待される。
また、V6 3.5Lエンジンは直噴 SOHC i-VTECで、4WDシステムのSH-AWD(Super Handling All-Wheel-Drive)との組み合わせになる。SH-AWDは従来型アキュラTLでも採用されたが、約25%の軽量化を果たしている。