インサイトの最新ニュースはこちらです
NEW ホンダ【インサイト廃止】2022年8月生産終了、フルモデルチェンジ無し、後継ハイブリッド車は新型シビック e:HEVとして販売中
インサイト3代目モデルは、立派なミドルクラスセダン
ホンダが春に発表した新型インサイトの日本発売が2018年内にも実現される。国内向けモデルの生産は寄居工場で行われる見込み。
インサイトシリーズは今回のフルモデルチェンジで3代目モデルとなる。先代型はプリウスと直接対抗するモデルで、ボディ形状はワンモーションフォルムが採用されてきた。今回の新型インサイトは、オーソドックスな4ドアセダンとなり、これまでとは異なったイメージで販売されることになる。
新型インサイトはホンダセンシング搭載、車両価格290万円前後予想
新型インサイトの低いルーフ高と、サイドから見たときのリアウィンドウとトランクの境目をはっきりとさせないスタイルは、近年のセダンデザインのトレンドである。こういったスタイルは後席のヘッドクリアランスが狭くなるデメリットがあるが、先代インサイトからボディサイズを拡大させており、居住性はむしろ良くなっている。先代インサイトがセールスでプリウスに完敗した一番の原因は、居住性の悪さにあったと考えるが、このあたりは完全に克服してくる。
プラットフォームはシビックから流用され、ホイールベース長も2700mmと同値。シビックのセダンは、5ドアハッチバックと見分けが付きにくいほどスポーティであるが、新型シビックはあくまでセダンらしくコンサバティブに仕上げられた。
インサイトの車名を引き継ぐということは、やはりハイブリッド専用車となり、新開発の1.5L i-MMDハイブリッドが搭載される。従来の2.0L i-MMDハイブリッドのダウンサイジング版となるが、エンジン排気量だけでなくモーターパワー、バッテリーシステムもダウンサイズ。アコードからオデッセイまで対応してきた2.0L i-MMDハイブリッドよりも小さな車種に照準が向けられている。
この小さくなったハイブリッドシステムによって得られたものの一つが、428Lの広いトランクルームである。リアシートは6:4分割可倒式により、長尺物積載にも対応する。通常のFFセダンとしては当たり前の機能ではあるが、アコードハイブリッドでは大きなバッテリーシステムのせいでトランク積載能力が犠牲となっていた。新型インサイトでは、小型化されたバッテリーシステムをリアシート下に積載することで解決された。
予想されるボディサイズは全長4630mm×全幅1800mm×全高1410mmで、このぐらいのセダンになると、日本の路上では立派に映える。車両価格は290万円前後からのグレードラインナップが予想される。さらに、レベル2自動運転としては比較的完成度の高いホンダセンシングが装備され、かなりの商品力となりそうだ。
インサイトの最新ニュースはこちらです
NEW ホンダ【インサイト廃止】2022年8月生産終了、フルモデルチェンジ無し、後継ハイブリッド車は新型シビック e:HEVとして販売中