新型グレース、ホンダ・フィットがベースのコンパクト4ドアセダンの発売日が延期

ホンダ

車名はグレース、小型4ドアセダン シティの日本仕様はハイブリッド専用車で発売

新型フィットがベースの派生車種として、コンパクト4ドアセダンの販売がホンダで計画されている。
その日本発売が更に遅れることになりそうだ。

(写真は新型シティ インド仕様)
ホンダ シティ

新興国市場ではシティの車名でこれまでにもコンパクトセダンが販売されてきた。最近では2013年11月にインドでフルモデルチェンジ発表を受け、その車体は新型フィットをベースに新開発されたものであった。

シティ 2014 シティ コンパクトセダン

そして、本モデルからはハイブリッド専用車として日本市場でも販売される計画となっている。
日本市場ではコンパクトセダンの販売台数が落ち込んでいるが、燃費性能が優れるハイブリッドエンジン搭載ということであれば、シニア世代や法人での需要を中心に販売台数が見込めそうだ。

日本市場でシティの車名は、1980年代の小型3ドアハッチバック車を思い出す人も多いはず。日本仕様には新たな車名としてグレースが与えられる見込みだ。

ホンダ シティ

新型グレースの発売日は6月以降に遅れる見込み、DCT関連リコールの影響

新型グレース日本仕様の生産は埼玉県の寄居工場が担当することになる。昨年2013年に稼働を開始した最新の設備を持つ工場であるが、ここで生産されるフィットハイブリッドおよびヴェゼルハイブリッド向けのトランスミッション、DCTにおいて不具合が見つかった。そのリコール対応で生産計画に変更が生じているようだ。

フィット搭載 スポーツ ハイブリッド iDCD

特に新型グレースは、新型フィットハイブリッドと同タイプのパワートレイン、スポーツハイブリッド i-DCDが採用されるということでその影響は避けられない。当初2014年4月としていた新型グレースの発売計画は5月22日に延期されていたが、さらにこれも間に合わず、その発売日は6月以降となる見通しである。

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