ホンダ・グレイスがマイナーモデルチェンジ、小型セダンはやっぱり売れない

ホンダ

グレイスが販売不振、フィット同様のマイナーモデルチェンジを実施

ホンダのコンパクトセダン、グレイスのマイナーモデルチェンジが2017年7月に予定されている。

(写真は新型グレイス)
グレイス フロントグリル

ホンダは新興国市場向けに、フィットをベースに開発したコンパクトセダンのシティを販売してきた。このシティが2014年にフルモデルチェンジを受けて、このタイミングで日本でも車名をグレイスに変えて発売された経緯を持つ。新興国向けのコンパクトセダンを日本導入する動きは、高齢化とともにシニア層のセダン回帰が期待されるなかで起こった。ただし、こうしたセダン回帰は目立って起こっておらず、シニア層はむしろ軽自動車を選択した印象が強い。

グレイス ホンダ

そんななかグレイスの販売は一言に不振とも言える状況となっているが、共通プラットフォームのフィットが2017年6月28日にマイナーモデルチェンジを受けることになっており、これと同様の改良が盛り込まれることになる。

(写真は現行グレイス)
グレイス

新型グレイスはホンダセンシング採用で商品力アップ、燃費性能も改善

新型グレイスは、ミリ波レーダーと単眼カメラによる安全運転支援システムのホンダセンシングの導入が大きな改良点の一つとなる。前述の通り、グレイスはシニア世代を意識した商品であるから、この点は販売の面でもいくらかのメリットとなるはずだ。

(ホンダセンシング)
オデッセイ センシング

またパワートレインはハイブリッドとガソリンともにブラッシュアップがかけられるということで、JC08モード燃費の向上が予想される。足回りにも手が加えられ、セダンならではの乗り心地の良さも改善される。

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