グレース(フィットセダン)はハイブリッド専用コンパクトセダン
ホンダの新型セダン、グレースが2014年9月に販売される見込みとなっている。
グレースは昨年2013年に3代目へフルモデルチェンジしたフィットのプラットフォームをベースに開発された派生車である。ホンダのBセグメントベースのセダンは、これまでアジア新興国を中心にシティの車名で販売されてきた。今回のニューモデルからは日本市場に導入されるということで、国内向けメディアに取り上げられる機会も増えている。
写真は、2014年1月にインド市場に向けて、新型シティとして発売されたモデル。直4 1.5Lのガソリンとディーゼルの2タイプが用意された。
日本市場向けグレースは、この新型シティとボディが共通化されると考えられている。ただし、日本向けパワートレインについては、直4 1.5Lハイブリッド i-DCDの1タイプのみとされる。
グレースの発売が2014年9月に延期、カローラ超えのJC08モード燃費33km/L以上
新型グレースは、当初2014年4月にも発売される計画であった。しかしフィットおよびヴェゼルに関するi-DCDのリコール問題があり、スケジュールは大幅に延期。グレースは今秋の発売となりそうである。
グレース最大のライバルは、トヨタ・カローラハイブリッドとなるだろう。カローラハイブリッドは2013年に11代目カローラに追加ラインアップされる形で、1.5LのTHSⅡハイブリッド搭載モデルが登場した。そのJC08モード燃費は33.0km/Lであったから、グレースは少なくともこれよりも良い数値が開発の目標となるだろう。