新型フリード9月21日発表予定、Sport Hybrid i-DCD改良で燃費性能向上

ホンダ

フリードがフルモデルチェンジ、改良版ハイブリッド搭載

ホンダのコンパクトミニバン、フリードのフルモデルチェンジ発表が2016年9月21日に計画されている。

(写真は現行フリード)
フリード

かつては多くのメーカーが参入した1.5Lクラスの3列シート車であるが、現在はこのフリードとトヨタ・シエンタの二強体制に落ち着いている。そんな中、昨年トヨタが先手を打ち、シエンタのフルモデルチェンジを仕掛けてきた。これ以降、新型シエンタの販売台数は月販1万台規模の水準を維持している。

(写真はトヨタ・シエンタ)
シエンタ

後出しフルモデルチェンジとなるフリードは、あらゆる性能面でシエンタのスペックを超える必要があり、その一つの指標となるのが燃費性能である。

(写真はヴェゼルハイブリッド)
新型ヴェゼル

現行シエンタハイブリッドのJC08モード燃費は27.2km/Lとなっているが、次期フリードハイブリッドはこの数値を上回る必要があるだろう。現行フリードが21.6km/Lであることを考えると大幅な改善が必要となるが、ホンダは既に新世代の1.5LハイブリッドシステムであるSport Hybrid i-DCDをフィットやヴェゼルにおいて実用化している。ただし、ヴェゼルハイブリッドのJC08モード燃費は27.0km/Lとなっており、重量増となるフリードではそのまま導入しただけではシエンタの燃費性能に追いつけない。ホンダはSport Hybrid i-DCDの大幅改良を盛り込むことになる。

また、フリードは4WDハイブリッドも設定され、2WDハイブリッドしか無いシエンタに対してアドバンテージとなる。

フリードターボの発売は見送られる、フリードスパイクは継続

この他に低価格な1.5L NAエンジンも用意される。ただし1.5L VTEC-TURBOについては、ひとまず発売初期モデルについてはラインアップされないようだ。モデル中期からの導入も期待されるが、実現されるかどうかは今後の生産体制や販売状況によって左右されるだろう。

(写真は現行フリードスパイク)
フリードスパイク

3列シート無しで余裕たっぷりのラゲッジスペースが与えられた、2列シート5人乗りのフリードスパイクも現行モデルから引き続き設定される。

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