ホンダ・フィットがマイナーモデルチェンジ、後期型はホンダセンシング採用

ホンダ

フィット後期型発売、エクステリアは従来型からのキープコンセプト

ホンダ・フィットが2017年6月30日にマイナーモデルチェンジを受けて、後期型としての販売がスタートした。

(写真はホンダ新型フィット)
フィット ハイブリッド

現行フィットは2013年より販売される三代目モデル。大ヒットモデルとなった初代モデルからキープコンセプトで進化を続けてきたが、三代目モデルからは販売台数という意味では苦戦を強いられている。国内市場がコンパクトカーから軽自動車へシフトする中では致し方ない部分ではあるが、その軽自動車のセグメントで販売トップとなっているのがN-BOXとなっており、ホンダ自らがダウンサイジングの潮流を加速させているという見方もできるだろう。

フィット リアコンビネーションランプ

後期型フィットはホンダセンシングの全8機能を装備、ミリ波レーダー+単眼カメラ方式

そんな逆風のなかに行われたフィットのマイナーモデルチェンジは、販売台数の回復を願うもので、特にエクステリアでは大幅なイメージチェンジが行われるのではと期待されていた。しかし、出来上がったフィット後期モデルは、従来モデル踏襲のキープコンセプトで目新しさに欠けるといった印象。バンパー周辺のブラッシュアップ程度に留まっており、これでは市場でのインパクトも弱そうである。

ただし、ホンダセンシングの装備グレードの設定は、一定の支持を得られるだろう。ミリ波レーダーと単眼カメラを使った前方認識により、自動ブレーキ、ステアリング制御、クルーズコントロールを主とする安全運転支援システムが装備される。普及価格帯モデルのマイナーモデルチェンジであれば一部機能の装備に留まることが多いが、フィット後期型にはホンダセンシングの全8機能が採用された。

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