ホンダ eの欧州予約が開始、埼玉生産ながらも欧州優先、日本発売はその後

ホンダ

新型電気自動車Honda eの優先予約権をWeb受付

Honda e の先行予約が英国、ドイツ、フランス、ノルウェーの欧州4カ国でスタートしました。

ホンダeの前身となるデザインスタディモデルは、2017年の東京モーターショーでも出品されていたUrban EV Concept。そして、そのエクステリア、インテリアのデザインイメージを引き継いだのが、Honda e プロトタイプで、2019年3月のジュネーブモーターショーで公開されていた。

コンパクトなボディと丸目のヘッドランプが印象的ですが、遂に欧州で先行予約が開始された。

ホンダ eの手付金は800ユーロ、詳細未定のため返金キャンセルには応じる

新型Honda eは手付金800ユーロにて、オンラインでオーダー受付中。ただし、車両価格を含め詳細な仕様がまだ決まっていない段階でもあり、予約後のキャンセルおよび手付金の返還には応じるとのこと。

ホンダe

ボディカラーは5色
モダンスチールメタリック
チャレンジイエロー
プラチナホワイトメタリック
クリスタルブルーメタリック
クリスタルブラックパール
が用意されている。

ルーフとAピラー、Bピラーはブラック系でツートンカラーということになりそう。
Honda eは、2019年内の欧州発売が見込まれていたが、改めて2020年春ごろのデリバリー開始が予告された。
生産拠点は埼玉県の寄居工場になる見込み。日本生産ではあるが、販売は欧州市場が優先され、日本発売はその後ということになる。

ボデイサイズなどは、まだ具体的な数値が示されていない。映像からは、前後オーバーハングが比較的短く、軽自動車並の小型車といったイメージ。ただし、ホイールベースやトレッド幅は意外と大きくて、Bセグメントのフィットぐらいのサイズに近い。それでもコンパクトカーと呼ばれるクラスではあるが、乗り心地、あるいは走行安定性などで極端な不満が出ないレベルはクリアしていると思われる。

航続距離は200キロ以上としており、これは最近の他の電気自動車との比較では短く感じる。急速充電機能により30分で80%のチャージに対応し、短い航続距離の弱点が補われる。

Honda eの特徴の一つであるカメラ式サイドミラーは標準装備になることが発表された。ここからの映像は車内の両サイド、Aピラー部分に設置された6インチモニタに映し出される。そしてカメラの出っ張りはホイールアーチ部分の幅を超えておらず、従来型のドアミラーに比べてエアロダイナミクスが良くなるほか、ぶつけてしまうというリスクも小さくなりそう。

このカメラ式のサイドミラーとポップアップ式のドアハンドルも相まって、サイドからのエクステリアはシンプルながらも先進的な印象に仕上がっている。

ボディサイズはコンパクトで、航続距離も短い。ただし、ホンダは単なるエコノミーEVとして、販売していくつもりは無さそうである。次世代EV時代のプレミアムコンパクト、これまでのミニクーパーのようなポジションを狙っているのでないかと思われる。

このほか後輪駆動であることも特徴の一つ。Honda Sports EV Conceptが東京モーターショーで出品されていたが、このモデルはホンダeとは共通プラットフォームのスポーツEVクーペとして市販化が計画されている。こちらも、もちろん後輪駆動ということになる。

最後に次期フィットの話題を追伸。Honda eとはボディサイズ的に同クラスとなるが、グローバル販売台数では、ガソリン燃料車のフィットシリーズが依然主力であり続けるはず。そして、2019年10月25日に一般公開日を迎える東京モーターショーでの次期型ワールドプレミアがプレスリリースで予告された。

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