CR-Zは2016年内に生産終了となる、特別仕様車α・Final label
ホンダはCR-Zの生産終了を2016年内に計画していることを正式に発表した。そして、CR-Z最終版として特別仕様車、α・Final label(アルファ・ファイナルレーベル)を2016年6月10日に発売した。
CR-Zの販売が開始されたのは2010年であった。当時のホンダが持つ小型車向けのハイブリッドエンジンはIMAシステムと呼ばれるもので、このうち排気量1.5LのものがCR-Zに搭載される。現行CR-ZのJC08モード燃費は6MT車が19.4km/L、CVT車が21.6km/Lとなる。
その後、ホンダは2013年に新世代ハイブリッドエンジンのSport Hybrid i-DCDをフルモデルチェンジしたフィットハイブリッドに初搭載し実用化した。以降、IMAシステムを搭載するモデルは淘汰されていくことになるが、このCR-Zに関しては月販100台に満たない水準ながらもこれまでラインアップが継続された。
CR-Z後継のハイブリッドスポーツは無し、VTEC-TURBOのS1000に期待
CR-Z最終型であるα・Final labelは、ロゴ刺しゅう入りブラックコンビシート、プライムスムース ドアアームレスト、マット塗装17インチ軽量アルミホイール、ロゴ入りコンソールプレート、ピアノブラック調ステアリングガーニッシュなど専用装備が与えられた特別なモデルとなる。
なお、CR-Zの後継モデルに相当する小型ハイブリッドスポーツカーが開発中であるという情報は無い。VTEC-TURBO 1.0Lを搭載するS1000が開発中となっており、これが後継モデルとしていちばん相応しいものになるだろう。