ホンダ・ビートが2013年復活予定、現在開発中

ホンダ

次期ビート、普通車か?軽自動車か?


1991年デビューのビートは軽自動車規格の2シーターオープンカー。
次期ビートについても同じく軽自動車規格の案が有力なものの、軽自動車規格に拘らない1200cc以下クラスも視野に入れているようだ。
軽規格が有力だと考えるのには理由がある。まず現在の日本生産のホンダ車のラインアップでは1000~1200ccクラスのエンジンが無い。次期ビート一車種だけのために専用エンジンを生産すれば、コストの面で不利になってしまう。
タイで生産中のアジア新興国向け小型車ブリオのエンジンが1200ccであるが、次期ビートを1200cc以下としたのは、このエンジンを導入を想定したものだろう。
軽規格であれば、エンジンはアクティで採用されているE07Aの流用が濃厚。このE07系エンジンは高回転までよく回り、スポーツカーにも相応しいエンジンだ。

若者が買いやすい車体価格を予定している

次期ビートはスポーツ車を求める若者をターゲットにしている。
車離れが進んでいるとはいえ、顕著なのは都市部のみでの話。郊外ではまだまだ若者向けスポーツカーの需要はあるとホンダは考えている。
ただし、昔のように学生や新入社員がローンを組んで高額な車を買う時代ではないことは確か。
次期ビートは車両価格の安さも求められている。
軽自動車規格に入るなら150万円以下、普通車でも180万円以下が限度ではないだろうか。
軽自動車ならダイハツコペンと、普通車なら先にデビューするであろうFT-86と競合する。

ミッドシップレイアウトが濃厚

スポーツカーは、ただ単にスポーティーなだけでは売れない時代だ。
ビートはミッドシップレイアウトをセールスポイントとして参入してくる可能性が高い。
単なるFFを出してしまってはコペンやマツダロードスターとの差別化が難しいし、水平対向エンジンのFT-86にインパクトとして負けてしまうだろう。
次期ビートを語るにあたって、ミッドシップとオープンは外せない要素となる。

CR-Zのプラットフォーム流用案もある

CR-Zのオーバーハングを切り詰め2人乗り仕様に、エンジンはフィットなどと共通になるであろう新型の1.3Lエンジン。駆動方式はFFという案もある。
簡単に言えば、2シーター非ハイブリッドCR-Zとなる。
作るのは簡単だろうが、スポーツカーとしての魅力が少なすぎて、逆に商品化が難しいのではと感じた。

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