新型フェアレディZ(Z35型)を2021年度内に市場投入、日産が株主総会で発表

フェアレディZ

日産自動車は2021年6月22日に、第122回定時株主総会を開いた。その中で、2021年度内に発売予定の新型車種として、3モデルを挙げた。

これらは、既に予約受付中となっているアリア、翌6月23日に発表されるインフィニティQX60、そして、新型フェアレディZである。

フェアレディZ

フェアレディZ プロトタイプ

フェアレディZについては、昨年2020年9月のプロトタイプ発表以降、その発売時期がいつになるのかが心配されていたが、今回、2021年度内という公式な声明を得ることができた。

Z35型となる新型フェアレディZ、その車体はプロトタイプに準じたものとなるだろう。

フェアレディZ リアコンビネーションランプ

次期フェアレディZのプラットフォームは従来型を継続

次期フェアレディZのプラットフォームは、2002年の5代目Z33型からの系統であるFMパッケージのFR-Lプラットフォームが引き続き採用される。ホイールベースは、まだ正式発表されていないが、2008年発売の6代目Z34現行型の2550mmと大きく変わらない見込み。

プロトタイプのボディサイズは全長4,382mm×全幅1,850mm×全高1,310mmであったが、量産型もこれと大差無いディメンションに仕上がるだろう。

フェアレディZ 側面

次期フェアレディZに搭載されるエンジンはV6ツインターボとだけ発表

搭載されるエンジンについては、公式発表ではV6 ツインターボという言及に留まっている。これはスカイラインで実績のある3.0LのVR30DDTT型と考えられ、最高出力405ps、最大トルク48.4kg・mというパフォーマンスが想定される。このご時勢に、自社開発のV6 3.0Lのツインターボエンジンが用意できるのは、日産ブランドの大きな魅力でもある。

組み合わさるトランスミッションは6速MTと、多段ATが用意されるだろう。

フェアレディZ インテリア

フェアレディZ インテリア

インテリアではダッシュボード上段の3連メーターによって古典的なスポーティーさが演出されるものの、メインのインパネはフル液晶で先進的なイメージとなる。

フェアレディZ インパネ

フェアレディZ インパネ

次期フェアレディZは、V6なのに直4スープラと同価格帯の可能性

フェアレディZシリーズは次期モデルでZ35型、7代目となる。

Z35型エクステリアデザインは、フェアレディZ初代型に原点回帰

日産が誇るフェアレディZシリーズは、1969年発売の初代S30型に始まる。

フェアレディZ Z35 S30

今回発表された次期型のボディシェイプは、現行法規に対応しながらもスポーツカーらしい長いノーズが特徴的。ルーフラインはAピラー上端を頂点とし、後方に下がっていくファストバックスタイルとなっており、このあたりは歴代の中でも特に初代型を彷彿とさせる。フェアレディZ フロントグリル

斜めからのアングルでは、ノーズはむしろ低く見えるほどだが、真横からのアングルでは現行法規に対応したボンネットの膨らみがしっかり確認できる。

フェアレディZ ボンネット

このプロトタイプで履かされたタイヤは、ダンロップSP SPORT MAXXでフロントが255/40R19、リアが285/35R19となる。

フェアレディZ ホイール

次期フェアレディZは6速MTあり

また、トランスミッションとして6速のマニュアルが設定されたのも注目すべきポイントである。

フェアレディZ 6速MT

スポーツモデルとは言え、近年ではMT設定が無いケースも珍しくない。この新型フェアレディZの対抗モデルとして挙げられるトヨタ・スープラは8速ATの設定のみ。ただし、スープラの姉妹車BMW・Z4にはグローバルで6速MTの設定があるから、今後スープラに6速MTモデルが追加される可能性はある。これは新型フェアレディZが呼び水となるかもしれない。

BMW Z4

BMW Z4

フェアレディZのメインマーケットは北米、日本発売は?

新型フェアレディZの発売時期は2021年3月頃が想定される。2021年は、トヨタ・86/スバル・BRZもフルモデルチェンジ予定となっており、FRスポーツのカテゴリに注目が集まる年となりそうだ。

86後期型フロントグリル

86

次期フェアレディZを価格予想、スープラ、スカイラインと比較

現段階で新型フェアレディZの日本価格を予想するのは難しい。ちなみにスープラのエントリーモデルは499.5万円ではあるが、これは直列4気筒2.0Lターボエンジン搭載モデルである。気筒数、排気量をフェアレディZプロトタイプと同クラスで見れば、スープラ直列6気筒3.0Lターボエンジン搭載モデルが731.3万円だ。

スープラ 日本仕様

スープラ

一方で、日産ラインナップの中で同タイプエンジン搭載車という考え方で見れば、VR30DDTT型を搭載してきたスカイラインGTは435.4万円からのラインナップである。次期フェアレディZは従来型からのプラットフォーム継続で、フルモデルチェンジとはいえ開発コストが抑えられている。V6エンジンを搭載しながらも直4スープラのエントリー価格500万円前後に近づけてくるという、ファンにとって大変都合の良い状況になることを期待したい。

日産エンブレム スカイライン

スカイライン

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