タントの最新ニュースはこちらです
NEW 新型【タント/カスタム/ファンクロス】2024年4月10日生産再開、国交省が出荷停止指示を解除、フルモデルチェンジいつ?2024年春に一部改良と値上げ実施予想【軽自動車ダイハツ最新情報】ハイブリッド化は2026年前後予想のFMCまで無しか
軽自動車は普通車と比較して中古車価格が割高だ。軽自動車の魅力である法定費用の安さ、維持費の安さは車が古くなっても変わらない。
軽自動車は新車と中古車、どちらがお得か?軽トールワゴン車の中で人気のタントを例に考えてみた。
タントの新車と中古車の費用を比較してみる
タントのベースグレードLを新車で買った場合と中古車で買った場合の費用を比較してみた。
車体は13年落ちになるまで乗りつづけるものとする。
新車 | 新古車 | 3年落ち中古車 | 5年落ち中古車 | |
予想落札価格 | 940,000 | 660,000 | 580,000 | |
落札手数料 | 50,000 | 50,000 | 50,000 | |
消費税 | 49,500 | 35,500 | 31,500 | |
本体価格 | 1,130,000 | 1,039,500 | 745,500 | 661,500 |
自動車取得税 | 36,400 | 20,400 | 6,400 | 5,300 |
エコカー減税 | -27,338 | 0 | 0 | 0 |
車体価格総額 | 1,139,063 | 1,059,900 | 751,900 | 666,800 |
廃車までの年数 | 13.0 | 12.5 | 10.0 | 8.0 |
1年あたりの車体価格 | 87,620 | 84,792 | 75,190 | 83,350 |
新車で買った場合
タントのベースグレードLを新車で買うといくらぐらいになるのか?
メモリーナビ、フロアマット、ドアバイザーなど最低限の装備品、さらに自動車取得税と消費税、エコカー減税、値引き込みと合計した場合の車体価格は約113万円ぐらいが水準だ。
中古車でも同様に発生する諸経費、法定費用は含んでいない。
購入タイミングや購入者の努力次第では、さらに10万近く安い見積りを出してくるディーラーも出てくるが、概ね113万円ぐらいの水準で購入されているようだ。
13年落ちまで乗った場合の1年あたりの車体価格は約87,600円となる。
新古車で買った場合
次に新古車のタントを買うと幾らぐらいになるか?
新古車という言葉はあまり明確な定義がない。販売店の都合に合わせて、走行が10000kmを超えてても新古車と言う場合がある。
ここでは走行距離が5000km以下、登録1年未満の中古車を新古車と考える。
カーオークション相場のデーターから抜き出すと、
タントL L375S 走行2,000km 評価点10 ¥940,000円
という、落札結果があった。
こちらも装備にナビがついている。
これに、業者に支払う落札手数料(5万円として計算)と税金(消費税、自動車取得税)を加算すると、車体価格としては約104万円になる。
新車登録から半年経過しているとして、13年落ちまで乗った場合の1年あたりの車体代は約84,800円だ。
3年落ち中古車の場合
タント3年落ち中古車としてカーオークションの落札結果から抜き出した。
タントL L350S ナビ付き 走行26,000km 評価点4 ¥660,000円
これは新型の現行モデルとは異なり、旧型の初代タントになる。
こちらも同様に諸経費、税金を車体価格に合計すると、約752,000円となる。
13年落ちまで残り、10年乗ったとすると、1年あたり約75,200円の車体代だ。
5年落ち中古車の場合
5年落ちの中古車タントについても考えてみる。
タントL L350S ナビ付き 走行38,000km 評価点4 ¥580,000円
こちらも初代モデルだ。
車体価格の総額は、約667,000円で
13年落ちまで残り8年乗りつづけると1年あたり¥83,400円の車体代となる。
軽自動車を買うなら、新車か3年落ち
まず、新車と中古車では1年あたりの車体代が大きく変わらなかったのが、今回の印象だ。
タントのような軽自動車の人気車種は中古車を買ったところで、大した節約にならない。
中古車相場の高い車種を求めるなら、中古車よりも新車を選択するのが賢明だ。
新古車はほとんど安くならない
新古車というのは言葉のイメージの割には、お得ではなかった。
軽自動車の人気車種タントに関しては、新古車相場が高く、ほとんど節約にならない。
新車と新古車の価格がこの程度の差であれば、新古車を探し回るよりも、ディーラーで値引き率の大きい店で新車を買った方が安くなるケースも出てくる。
タントではなく、不人気車や普通車であれば、新古車はもう少しお得感が出たはずだ。
少しでも節約したいなら3年落ち中古車がおすすめ
タントに関しては、中古車相場が高く、年数を経過しても値下がり幅が小さい。
5年落ちであれば、ほとんど節約にならず、新車に近い車体費用がかかってしまう。
3年落ちの中古車であれば、年間1万円強の節約になりそうだ。